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ホームメールマガジン宝箱受験情報ここだけの話No.1470 横浜雙葉中 今年度から始まった2回入試は成功したのか(塾対象学校説明会レポート)

No.1470 横浜雙葉中 今年度から始まった2回入試は成功したのか(塾対象学校説明会レポート)

 

学校正門(筆者撮影)

実施日:2024年5月24日(金)

今回の内容は以下の8点です。
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1. 2024年度入試結果
2. 2025年度、2026年度は日曜日に入試を実施
3. 2024年度の大学入試合格状況の特徴
4.海外大学進学支援のスタート
5.横浜雙葉の教育理念
6.横浜雙葉の特徴的な教育内容
7.横浜雙葉の英語教育
8.今後の日程
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1.2024年度入試結果

 2023年度入試までは2月1日の1回のみの入試(募集人数90名)でしたが、2024年度より、2月1日に「1期」(募集人数60名)、2月2日に「2期」(募集人数30名)と複数回入試を実施し、以下の通りの結果となりました。

・1期
募集人数 60名
応募者数 197名
受験者数 178名
合格者数 75名
合格倍率 2.37倍

・2期
募集人数 30名
応募者数 306名
受験者数 179名
合格者数 72名
合格倍率 2.49倍

2024年度入試結果の詳細はこちらをご覧ください。

 2023年度入試(受験者数 168名、合格者 101名、実質倍率 1.66倍)から、1期、2期とも倍率が大きくアップする結果となりました。
 学校としては、2月2日の2期には、2月1日に他校を受験した生徒さんが受けに来るケースが多いと予想していましたが、2月1日に1期、2日に2期と、2日連続して受験する生徒さんが想像以上に多かったそうです。2期入試で合否のボーダーになった際には、1期を受験した生徒さんを優遇する措置がとられました。

2.2025年度、2026年度は日曜日に入試を実施

 2025年度入試の募集要項は9月上旬に公開予定ですが、2025年度(プチサンデーショック)、2026年度(サンデーショック)入試の日程について、以下のように日程を動かさないことが決定しています。

2025年度
1期 2025年2月1日(土)
2期 2025年2月2日(日)

2026年度
1期 2026年2月1日(日)
2期 2025年2月2日(月)

 これまで横浜雙葉では、他のキリスト教系の学校の一部と同じく、入試日が日曜日だった場合、日程を変更してきましたが、2025年度の2期入試、2026年度の1期入試とも、日曜日に入試を実施することになりました。
 この理由については、同じく神奈川県のキリスト教系女子校のフェリス女学院中がすでに2026年度2月1日の日曜日に入試を実施することを発表しており、それを受けての決定であると思われます。

3.2024年度の大学入試合格状況の特徴

 2024年度の大学入試では、東京大学理科Ⅲ類に現役1名が合格した他、東北大学医学部(現役1名)、宮崎大学医学部(現役1名)、慶応義塾大学医学部(現役2名)、順天堂大学医学部(現役2名)など、医学部合格者が25名(既卒1名)と高い実績を挙げた特徴が見られました。

 国公立大学では、東京大学に現役2名、一橋大学に現役2名、東京工業大学に現役1名などの実績を挙げています。

2024年度大学等合格状況の詳細はこちらをご覧ください。

 また、主な指定校推薦枠は以下の通りです。

 慶応義塾大学7名、早稲田大学6名、北里大学8名、横浜市立大学5名、学習院大学5名、立教大学2名、東京都市大学13名、同志社大学2名、青山学院大学1名、国際基督教大学1名、中央大学3名、東京薬科大学3名、東京理科大学2名、東京女子大学4名、津田塾大学4名

4.海外大学進学支援のスタート

 2024年度より、海外大学進学協定校推薦制度UPASに加盟しました。これにより、アメリカ50、カナダ1、イギリス9、オーストラリア9の大学に、成績基準を満たせば合格できるようになります。
 また、校内に海外大学進学相談窓口も設置されます。

5.横浜雙葉の教育理念

 3年前より、「人と世界、未来をつなぐ」が学校目標となりました。キリスト教カトリックの価値観にもとづき、自身を深め、高め、人とかかわり、世界をつなぐ生き方を生徒たちが送ることが目指されています。
 たくましい知性、開かれた感性、未来への責任を培う教育が実践されています。

6.横浜雙葉の特徴的な教育内容

【体験重視の理科教育】

 校内に科学館のような施設を設置し、「体験的な学び」を重視した理科教育が実践されています。
 学校から歩いて4分のところに『横浜地方気象台』がある地の利を活かし、気象台に訪問→学校の中庭で観測→キャスターに挑戦して天気予報、といった流れで体験授業を活用しています。

 また、東京都市大学、東京大学総合研究博物館、慶応義塾大学などから各分野の専門の先生を招いて、様々な理科特別授業を開催しています。

【他校との交流】

 同じ神奈川県のキリスト教系学校である、サレジオ学院中、聖光学院中と生徒会の意見交換、部活の合同発表会、ビブリオバトル(参加者それぞれが本を紹介し合い、最も読みたいと思う本を投票で決める催し)などを実施しています。

【Well Being教育(ともによく生きる)の実践】

 中高一貫した「総合学習と探究活動」を実践しています。中学1年時には、教師へのインタビュー練習などを通して、総合学習の基本的スキルを演習。中学2年時には、「自然とのかかわり」を学習するために、水の源泉をたどるというテーマのもと、富士山麓を訪問したり、相模川の源流をたどるなどの探究活動を進めます。
 中学3年時には「人とのかかわり」を学習するために、東日本大震災の被災地への訪問をはじめとした奉仕活動を実践し、高校1年時にはNGO活動に参加もします。 
 そして高校2年以降にこれまでの活動を総括するのですが、この一連の学習は生徒の探求心を養成することはもちろん、大学受験の推薦入試対策にもつながっています。

【生徒の希望を支える進路指導】

 横浜雙葉では、以下の3つのステージで教科教育を進めています。

1.中1・中2:学習習慣の習得、徹底した基礎固め、実技強化も重視
2.中3・高1:高校基礎科目の習得、進路選択、選択芸術の重視
3.高2・高3:大学受験科目の完成

 高校1年終了時には高校カリキュラムを完了し、高校2年時に理系・文系を選択し、大学受験対策を徹底して行きます。

7.横浜雙葉の英語教育

 横浜雙葉の英語教育には以下のような特徴があります。

・中学3年間は英語が週6コマで、そのうち英語1の3コマと英会話の1コマは17~18名の少人数となります(英語2の2コマは全体)。

・英語の教員は、日本人が専任8名と非常勤8名、ネイティブの専任が4名の構成です。ネイティブの講師は、スピーキングだけでなく、文法・ライティングにも対応しています。

・教科書は『プログレス』を使っていますが、大学受験の英語で出題される時事的なテーマが『プログレス』では弱いので、検定教科書も併用しています。

英検対策として、中1で英検準2級・準1級講座、中2で英検2級・準1級講座、中3で英検準1級講座を開催しています。また帰国生が英語の力を維持するための、帰国生向け補習も実施しています。

シンガポール・マレーシアとの姉妹校交流で、現地に訪問する機会があります。また、カンボジアスタディツアーという語学研修、そしてオーストラリアへのターム留学(3か月)が実施されています。

8.今後の日程

・6月13日(木)10:00 学校説明会【要予約】
 5/10(金)より受付開始

・6月15日(土)9:00 オープンキャンパス【要予約】、10:00 授業体験【要予約】
 5/10(金)より受付開始

・6月18日(火)10:00 学校説明会【要予約】
 5/10(金)より受付開始

・6月22日(土)9:00 オープンキャンパス【要予約】、10:00 授業体験【要予約】
 5/10(金)より受付開始

・7月6日(土)9:00~11:30 オープンキャンパス【予約不要】、クラブ体験【予約不要】

・8月5日(月)~9日(金)9:00/10:30/13:00/14:30 生徒広報部による校内ツアー【要予約】
 7/9(火)より受付開始

・10月19日(土)20日(日)時間未定 雙葉祭(文化祭)【予約不要】

・11月16日(土)時間未定 入試問題に触れる会【要予約】
 10/9(水)より受付開始

 6月13日(木)の学校説明会と、6月15日(土)のオープンキャンパス・授業体験はすでに満席になっているそうですが、1週間前くらいにキャンセルが出ることがあるので、HPを見て頂きたいとのことでした。

※詳細はこちらをご覧ください。

 われわれ中学受験鉄人会のプロ家庭教師は、常に100%合格を胸に日々研鑽しております。ぜひ、大切なお子さんの合格の為にプロ家庭教師をご指名ください。

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