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第18回は『総合』です。速さ(2)、立体図形(2)、論理・数の操作の復習です。基本問題・練習問題から、注目すべき問題を取り上げてみましょう。なお、分数は、分子/分母の形で表します。
1つ1つ、自分の持っている知識と照らし合わせて進めます。そのためには、問題文をきちんと読み取ることが重要です。
N進法を考えます。
マスを黒色にぬって整数を表すN進法の問題です。
左はしのマスが1で、右となりのマスに移るのが2ですので、2進法と判断できます。マスは、左はしから、1、2、(2×2=)4、(2×2×2=)8、(2×2×2×2=)16 を表します。そして、黒くぬったマスが、それぞれの数を表していることになります。
(1) 左から、1番目、3番目、5番目が黒色ですので、1+4+16=21 より、このマスが表している整数は、21です。
(2) 予習シリーズ177ページにあります、割り算を逆向きに進める(すだれ算)方法で、13を2でわっていきます。予習シリーズ別冊解答102ページを参照してください。結果として、10進数の13は、2進数で1101となります。ただし、このマスは小さい位から表していることに注意してください。1011の順で1が黒色になりますので、黒白黒黒とぬります。
別解として、上で説明した、マスの表す1、2、4、8、16を使った和で13を表すと、13-8=5、5-4=1 より、13=1+4+8 となりますので、それぞれを表すマスを黒色にすることでも求められます。
(3) (2)の別解のように、上で説明した流れで、左から6個目のマスがあると考えると、(2×2×2×2×2=)32となりますので、32の1つ前の31まで表すことができます。
(4) 同様に、7個目のマスは、32×2=64、8個目のマスは、64×2=128、となります。よって、129=128+1より、129の整数は、左から1番目と8番目のマスを黒色にすればよいことになります。つまり、8個のマスが必要です。
論理問題を考えます。文字や言葉を使って、条件を整頓して考えます。
男子を□、女子を〇として、
A、Cの発言より、「5年生は、□・□・〇、6年生は、□・〇」とわかります。
Dの発言より、「5年生は、A・D・?」または、「6年生は、A・D」
Bの発言より、BとCは学年が異なり、性別も異なりますので、6年生には、BかCがいます。
結果、「5年生は、□=B、□=D、〇=A」で、「6年生は、□=E、〇=C」となります。よって、Cは、6年生の女子で、Eは、6年生の男子です。
歩数・歩幅の問題を考えます。
与えられた歩数・歩幅の関係から速度比を考えて解く速さの問題です。
妹と兄の歩幅の比は、1/4:1/3=3:4で、同時間に進む、妹と兄の歩数の比は、3:4です。歩幅×歩数=距離で、この距離の比は、同時間では、速度比になります。
(1) 妹と兄が出会うまでに進んだ距離の比は、(3×3):(4×4)=9:16ですので、1km=1000m より、1000÷(9+16)×9=360で、妹は20分で360m進みます。よって、360÷20=18 より、妹の速さは、分速18mです。
(2) 妹の進む360mは、36000cm÷30cm=1200 より、1200歩です。また、同時間に進む、妹と兄の歩数の比は、3:4ですから、1200÷3×(3+4)=2800 より、兄と妹が出会うまでに進む歩数の合計は、2800歩です。
予習シリーズ6年上は、以上で終了です。夏を復習、弱点補強に有効利用してください。
第20回は『総合(第16回~第19回)』です。旅人算についての問題、数列と数表の問題、図形上の点の移動の問題の復習です。なお、分数は、分子/分母の形で、また、帯分数は、(整数と分子/分母)の形で表します。
今回の総合は、難易度が高いと思いますので、問題文をよく読んで、自分の持っている知識をいかに使っていくかが、ポイントになります。しっかり取り組みましょう。
速さのグラフでは、グラフにできている直角三角形の読み取りが基本となります。
グラフより、2人のそれぞれの速さが読み取れます。A地点から出発した人は、15分で2400m進みますので、2400÷15=160 より、分速160mです。
また、B地点から出発した人は、30分で2400m進みますので、2400÷30=80 より、分速80mです。
この2人が、A地点、B地点から同時に向かい合って出発します。2400÷(160+80)=10 より、出会う時間xは10(分)です。また、yは、A地点から出発した人が10分で進んだ距離です。160×10=1600 より、yは、1600(m)です。
2人の間の距離の関係を表したグラフの問題です。
このグラフのポイントは、グラフの線が横軸に着くときに、(姉と妹の)2人が出会ったことを表しています。つまり、同時に出発して、12分後に2人は出会います。
また、22分後のグラフの変化は、姉がB地点に到着したことを、x分後に妹がA地点に到着したことを表しています。なお、グラフよりAB間の距離は3300mです。これらのことから、姉の速さは、3300÷22=150 より、分速150mです。
また、2人は12分で出会いましたので、3300÷12=275 より、2人の速さの和は、分速275mですから、妹の速さは、275-150=125 より、分速125mです。3300÷125=26.4 より、妹がA地点に到着した時間xは、26.4(分)です。22分後は、出会ってから(22-12=)10分後で2人が離れている距離は、275×10=2750 より、yは2750(m)です。
5の倍数でない整数をならべた数列の問題です。
この数列は、5で割ったときのあまり、1、2、3、4となる整数を1つの組(群)とした群数列です。つまり、(1,2,3,4)、(6,7,8,9)、(11,12,13,14)、…… となります。また、5で割ったときの商について、1組は商が0の組、2組は商が1の組、3組は商が2の組、…… です。このことをしっかり理解することがポイントになります。
(1) 99÷5=19あまり4 より、(19+1=)20組の4番目です。よって、4×20=80 より、99は80番目にあります。
(2) 99÷4=24あまり3 より、(24+1=)25組の3番目の整数です。25組は、5で割った商が24の組ですので、5×24+3=123 より、99番目の整数は123となります。
Oを中心とする大小2つの円の円周上を点P、Qが動く問題です。
(1) 角速度を求めます。点Pは、円を1周(=360度)するのに30秒かかりますので、360÷30=12 より、毎秒12度の割合で回転します。点Qは、円を1周するのに20秒かかりますので、360÷20=18 より、毎秒18度の割合で回転します。
(2) 3点P、Q、Oが一直線上にならぶのは、はじめ180度はなれていた2点PとQが向かい合って進み、点Oからみて同じ位置になったときです。よって、2点P、Qが合わせて180度進んだときです。180÷(12+18)=6 より、出発してから6秒後です。
予習シリーズ5年上は、以上で終了です。夏を復習、弱点補強に有効利用してください。
第20回は『総合(第16回~第19回)』です。約数・倍数、つるかめ算、立方体と直方体について復習します。練習問題を取り上げてみましょう。
問題文をていねいに読み取ることが大切になります。質問されていることが何かがわかれば、後は学習済みの解き方で正解まで進めるはずです。文末まで、きちんと読み取ることを習慣づけましょう。また、内容を整頓すること(約数、倍数におけるベン図など)を心がけてください。
倍数の個数の問題です。
1から200までの整数を考えます。3でわり切れる整数は3の倍数です。同様に、7でわり切れる整数は7の倍数です。
(1) 3の倍数は200までの整数の中に、200÷3=66あまり2 より、66個あります。また、7の倍数は200までの整数の中に、200÷7=28あまり4 より、28個あります。
「3または7でわり切れる整数の個数」は、3の倍数の個数と7の倍数の個数の合計ですが、どちらにもふくまれる、3と7の公倍数の個数を引かなければなりません。
「公倍数は、最小公倍数の倍数」ですから、3と7の最小公倍数である21の倍数は、200÷21=9あまり11 より、9個あります。
よって、66+28-9=85 より、3または7でわり切れる整数は85個あります。
(2) 「3か7のどちらか一方でしかわり切れない整数の個数」は、3の倍数の個数と7の倍数の個数から、それぞれ3と7の公倍数の個数をのぞいた個数です。ベン図をかいて関係を理解しましょう。結果は、66-9+28-9=76 より、76個です。
つるかめ算の問題です。一見、テープをつなぐ植木算の問題と思いがちですが、問題文をきちんと読み、整とんしていくとわかってきます。
1まいの長さが5cmの紙テープを20まいつなげていきます。のりしろを2cmにしてつなげていく予定でしたが、とちゅうからあやまって、のりしろを1cmにしたのでつなぎ合わせたテープ全体の長さが75cmになりました。
(1) 20まいのテープをつなぐためには、のりしろは、(20-1=)19か所です。5×20-2×19=62 より、つないだテープ全体の長さは62cmになります。
(2) のりしろの長さを2cmから1cmにかえると、1か所について、2-1=1cm長くなります。(1)の結果より、実さいは、(75-62=)13cm長いのですから、13÷1=13 より、のりしろを1cmにしたのは、13か所です。
約数・倍数の問題です。
たて48cm、横36cm、高さ30cmの直方体の箱があります。
(1) この箱に、なるべく大きな同じ大きさの立方体をすきまなくつめます。立方体の1辺の長さを□cmとすると、48÷□=ア、36÷□=イ、30÷□=ウ となってわり切れることになります。□は48、36、30の約数で、同じ数ですから公約数です。そして、なるべく大きな長さ(数)ですから、最大公約数です。
最大公約数は6で、このとき、ア=8、イ=6、ウ=5となり、これらの数は、たて、
横、高さにならべた個数になっていますので、8×6×5=240 より、立方体が240個必要となります。
(2) この箱を、向きをかえずに積み上げて、立方体を作ります。このときの立方体の1辺を〇cmとすると、48×エ=○、36×オ=○、30×カ=○ となりますので、○は、48、36、30の共通の倍数、つまり公倍数です。箱の数は「少なくとも」という問いですので、1辺の長さをなるべく短くしますので、○は最小公倍数ということになります。
最小公倍数は720で、このとき、エ=720÷48=15、オ=720÷36=20、カ=720÷30=24 です。これらの数は、箱をたて、横、高さに積み重ねた個数です。よって、15×20×24=7200 より、箱は少なくとも7200個必要です。
予習シリーズ4年上は、以上で終了です。夏を復習、弱点補強に有効利用してください。
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