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9月の合不合で第一志望校として志望された人数が、四谷大塚のホームページで発表されています。それによりますと、以下のようなランキングになっています。
一般的には、実力よりもやや高めの有名校を第一志望校することが多いようです。みんなが「行きたい」と思っている学校を目指すことで、勉強へのモチベーションを高め、成績を牽引することができます。
しかし、本当にいまの第一志望校で大丈夫でしょうか?第一志望とするからには、イメージだけではなく、その学校の入試問題を知り、どういった学力が必要なのかをきちんと見極めたいものです。そうすれば、「○○中学校に入るためには、この勉強に力を入れよう」という具体的な指針を持つことができ、成績をより向上させることができるでしょう。
そこで今回は、これらの学校の国語の入試問題をさまざまな観点からランキングしてみました。国語の入試問題には、その学校の「入学してほしい生徒像」が色濃く反映されていますので、ぜひ参考になさってください。字数や設問数などは、2009年実施の入試問題のデータです。
文字数が多い学校は、当然のことながら読むスピードが要求されています。特に物語文が長くなる傾向にあります。麻布、駒場東邦、武蔵は、ひとつの物語文しか出題されませんが、文章全体を見渡すことができないとなかなか得点できません。長い小説を読みきれるように、日ごろから文庫本を最後まで読み通すトレーニングをするとよいでしょう。
逆に文字数が少ない学校の場合、スピードよりも想像力が重視される傾向にあります。筑波大学付属駒場、青山学院では詩が出題されます。ひとつひとつの言葉のもつイメージを豊かにする必要があります。
※上記の字数には書き抜き問題の字数を含めていません。
読む量は少なくして、書く量を多くしているのは、筑波大学付属駒場、雙葉です。自分の思っていることを、自分の言葉で書く練習が必要です。
他方、記述問題の字数が少ない学校が「易しい」かというと、そうではありません。早稲田実業などは、むずかしい書き抜き問題が多いですし、豊島岡の選択肢問題は、長文でまぎらわしいものが多いので注意が必要です。記述が少ない学校の場合、書き抜き、選択肢の問題を解く力を養う必要があります。
【設問数ランキング】
多くの設問をこなすためには、次から次へと思考を展開できる事務処理能力が必要なります。漢字練習などのドリルも、時間を計りすばやくできるように練習するとよいでしょう。
設問数が少ないということは、それだけ一問の配点が大きくなります。ですから、一問の中にも、複数のチェックポイント(部分点)が用意されているはずです。こういった問題に対しては、内容の濃い答えを書くことが大切です。文中の言葉を抜き出すだけでなく、自分の解釈を入れてくわしく書く練習をしましょう。
以上、国語の問題を数字を使って分析してみました。これらの数字には、「たくさん読める生徒がほしい」、「たくさん書ける生徒がほしい」、「スピードのある生徒がほしい」、など学校が要求する生徒像が浮き彫りになっているように思います。
第一志望校を決めるにあたっては、学校の要求する個性を知り、お子様の個性をより豊かにできる学校を選ばれることをお勧めいたします。
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