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6年生の皆さん、入試過去問題演習ははかどっているでしょうか。理科は直前対策で間に合うと油断していませんか?今回は、この時期からの理科の勉強方法、学習計画についてお話ししたいと思います。
まずはこれにつきます。植物・動物・人体などの生物分野、天体・地層・岩石などの地学分野はもちろん、化学分野で出てくる気体や水溶液の性質などもキッチリ覚えておきましょう。
模試や過去問を解いているうちに、自分の苦手分野がハッキリしてきたと思います。苦手分野がわかったら次にすることは復習ですね。その際、皆さんは間違いなおしをして終わりにしていませんか?理科の内容はそれぞれが独立しているわけでなく、様々なところで内容がつながっていることも少なくありません。
例えば石灰水に二酸化炭素を吹き込むと白くにごる、というのは皆さんはご存知でしょう。その白くにごる原理は、石灰水(アルカリ性)と炭酸水(酸性)の中和反応により生じた塩(炭酸カルシウム)が水に溶けないために白くにごって見えるのです。
ちなみに炭酸カルシウムというのは、石灰石とも呼ばれています。この石灰石は強い酸性には溶ける性質があるため、白く石灰水がにごって(中和して)も二酸化炭素を吹き込み続けると炭酸水となり、石灰石が溶けていき再び透明になります。
このように「知識」から一歩進んだ理解ができるようになると、理科はグッと点がとれるようになります。それぞれの知識を別個のものとして覚えるのではなく、単元内の関連事項と結び付けて覚えるために、ひとつの単元丸ごと復習していきましょう。時間はかかるかもしれませんが、地道こそが合格への近道です。
理科で出題される記述問題は大きく分けて2通りあることはご存知でしょうか。ひとつはあらかじめ学習してある知識を問うものです。
例えば「地球から月の裏側を観測できないのはなぜか(答:月と地球の自転の周期と向きが同じだから)」などがそれにあたります。
これはテキストにきちんと記述されており、覚えていなければ解答することができません。逆に言えば、記述で問われる内容はほぼ決まっているので、一通り学習すれば対策は充分でしょう。
もうひとつのパターンは、問題の説明文章から情報を拾い、自分で内容をまとめるものがあります。実はこのパターンを苦手とする生徒さんが非常に多いのです。問題の導入にある説明文が長く、またテキストで学習したことがない内容であればこのパターンに該当すると思ってください。
この場合は与えられた文章内に解答のためのヒント(もしくは答え)があります。渋渋、成蹊、武蔵、学習院女子などはこのパターン、また記述ではありませんが、やはり問題文から読み取り選択肢で選ばせる問題は早実、麻布、開成、市川、桐朋などで出題されています。
このタイプの問題は、知識の有無を問うのではなく、実験結果や問題文からわかることを読み取る能力(科学的思考力)を問う問題です。
言ってしまえば、国語の説明文読解問題と同じですから、勉強したことなくて知らないからといって決して自分で答えを作り上げたりせず、問題文で記述されている事柄・もしくはそこからわかる(推測できる)事柄を解答欄に記述しましょう。
このタイプの記述に自信がなく、以上に挙げた中に第一志望校があるなら、他の学校の問題も演習してみることをおすすめします。
理科は追い込みがきく科目だと言われていますし、実際その通りです。ですがそれを言い訳に、理科の学習を後回しにしていないでしょうか。
基礎知識はあくまで「基礎」です。土台を築いてこそ、そこからの理解が深まっていくものです。理解を深めるのには問題演習が一番ですが、入試直前期に基礎知識を学習した場合、要点の暗記はできても理解を深める時間はあまりないでしょう。記述問題対策も時間を要するので早めにスタートしたほうがいいでしょう。
模試や過去問に取り組む際に、いつも同じような単元で点を落としているのであれば、今すぐ徹底的な対策をすべきです。苦手意識を持ったまま入試に挑むのと、早い段階で対策をして模試や過去問で「点が取れるようになってきた」ことを実感してから入試を迎えるのは大きな違いがあります。ぜひ前向きな気持ちで入試を迎えるため、理科の学習計画を再考してみてください。
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