4年理科と5年理科は別物

四谷大塚の『予習シリーズ』で勉強している皆さん、4年生の理科は、季節によって観察できる植物や動物が変化することを理解するのが年間を通してのテーマでしたね。

さまざまな植物や昆虫などを季節ごとに分けられており、春夏秋冬それぞれ2回ずつ、計8回学習することになっています。

年間通してのテーマが決まっていることに気づいていなくても「『冬のころ』って『春のころ』と同じ感じで勉強すればいいんだ」と学習の感覚がつかめていますので、比較的学習に取り組みやすかったかと思います。(※これは入試でもよく扱われている単元な上に5・6年ではあまり学習しない内容です。)

5年の理科は、4年で学んだ内容を掘り下げる回と新しく学習する単元が入り混じります。特に「気体の性質」「物の燃え方」「水溶液の濃さ」あたりは理論的な考えを要求されるので、とっつきにくく感じることでしょう。

4年生では生物メインだったのが、5年生になると生物・地学・物理・化学すべてに力をいれなくてはなりません。5年(上)は関連性のある単元を続けて学習することも多いのですが、5年(下)は単元が多く、また関連性のない単元が続いていることもあって一貫性がなく、非常に取り組みにくくなっていますので、対策として「授業前に当日の学習内容に軽く目を通す」「授業後にテキストを通して読む」に加えて、「問題演習で間違えた問題は先生に質問する(自分で勝手に納得しない)」などが挙げられます。

毎回の授業で学習目標(今日は何を学ぶのか)を理解し、見落としがないようにテキストを読み込み、そして問題演習で仕上げる(理解できていないところは先生に説明を求めて解決しておく)、これはごく基本的なことですが、基本ができていないお子さんが非常に多く見られます。6年生になる前に、理科に対する取り組みをぜひ見直してみてください。

こうしてみると「社会と理科は覚えればいい」という認識が誤りだったことがよくわかると思います。この2つは入試直前の追い込みが効く科目とも言われていますが、理科に関しては「ある程度追い込みがきく」程度だと思ってください。やはり日々の積み重ねに勝るものはありません。春休み、夏休みにまとめて復習すればいいと、先送りせず、毎週の学習を大切にしてきましょう。

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