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まもなく冬期講習に入り、その後はあっという間に新学年です。5年生の皆さんは、まもなく入試を迎える6年生を見て少しずつ入試への意識が高まってきていることと思います。ですが、このところ理科を難しく感じているお子さんも多いのではないでしょうか。
難しいというよりも「学習していても点が伸びなくなってきた」「学習内容がよくわからない」と感じているのではないかと思います。
理科が苦手、と言ってしまえばそれまでですが、実は理科を難しく感じる原因はいくつかあるのです。今回はその原因と苦手克服に向けての対策についてお話ししていきたいと思います。
社会は地理、歴史、公民と分けて学習するカリキュラムになっており、学習の流れは毎回ほとんど変わりません。これは子供にとって意外と大きなポイントで、学習内容がある程度予測できることにより、「授業が理解できた/できなかった」が判断しやすいのです。
それに対して理科は1つの単元を1〜3回学習すると、すぐに別の単元へと移ります。生物分野の単元の後に物理分野、次は地学分野などと切り替わり、前回の内容とまったく関連性のない授業を受けることもしょっちゅうです。何の準備もなしに臨むと、学習内容が見えてきたころにはもう授業終了・・・なんてことになりかねません。
心の準備をするかしないかは、授業の理解度に大きく影響します(ただし自分なりに理解しようとすると間違った認識を持ってしまうこともあるため、あくまで軽く)。塾で着席してから授業開始までの間に、テキストを軽く見ておきましょう。
もし時間があれば、演習問題を眺める程度でかまわないので見ておいてください。「こんな感じの問題が解けるようになっていなくちゃいけないんだ」とその単元におけるゴールも見えて、よりいいかと思います。
予習シリーズ5年(下)では「大地の変化」や「気体の性質」など、より専門的な内容にまで触れる単元が増えています。「よくわからないけど覚えればいいんだよね」と言うお子さんもいますが、これは大きな誤解です。
例えば「大地の変化」では岩石や化石の種類を覚えるのは当然ですが、入試においては地層のできた順番を地層の形から判断する問題も多く出題されています。地質柱状図から地層の傾斜を読み取る問題も、上位校においては頻出です。重要事項は暗記したのに点がとれない・・・というお子さんはたいていこの辺りで点を落としています。いずれも単純な暗記では太刀打ちできない問題です。
こうした単元は、文章で書かれた内容をしっかりと理解することが前提となるのですが、予習シリーズは、「だらだら文章が続いている」から読みづらい、と感じるお子さんもいるようです。それでも理解しなくてはならない部分がどの単元にも少なからずあり、そのためには文章による説明は必須なのです。勘違いや見落とし、理解不足を防ぐために、宿題に取り組む前に必ずテキストをじっくり読む(グラフや写真のところも)べきでしょう。
予習シリーズ5年(下)で、落とし穴になりやすい「あぶない単元」とそれぞれの理解しておくべき目標ラインを以下にまとめておきましたので参考になさってください。
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