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様々な図形の面積を求めます。特別なテクニックが必要なものも多いので、問題ごとに解法パターンをマスターしましょう。
「考えよう1」はレンズ形の面積です。正方形の57%(円周率が3.14の場合)になることはどこの塾でも教える裏技ですが、正統な解き方を最低1つは身につけておきましょう。「栄冠への道」に2通り載っています。「考えよう2」は、全体から白い部分をひきます。(2)では正方形の面積はひし形の公式でも求められることに気づくのがポイントでしょう。
「考えよう3」は、斜線部を切り取って移動し、1か所にまとめます。(2)は補助線が必要なので自力で気づくのは難しいと思いますが、一度習ったらまず忘れないでしょう。「考えよう4」は重なりの部分をくっつけて比べます。問4(2)のような三角形と半円などでも考え方は同じです。
「考えよう5」はいろいろな問題が並んでいます。(1)、(2)は三角定規の利用です。(2)は直角三角形と思い込んで解いても正解がでてしまう問題ですが、しっかり根拠を持って考えられるようにしましょう。(3)は補助線の引き方を逆にしないようにしましょう。(4)はヒポクラテスの三日月です。まともに計算してみると、半円どうしが相殺されて三角形の面積が残り、結果的に三角形の面積を求めればよいことになります。知っていれば一瞬で答を出せます。なお一般に成り立つことを説明するには三平方の定理が必要になります。
「深めよう1」は回がシンプルで簡単に解けそうですが、テクニックが要ります。半径は無理数になってしまうので算数では表せません。そこで、半径はわからなくても半径×半径なら正方形の面積と同じなので数字に表せることを利用します。非常に重要な技なので必ず習得して下さい。「深めよう2」は答を出すまでの段階が多いので、先まで見通した攻略が必要です。誘導なしではきついでしょう。その他では、問10、問12の等積移動の問題が一度解いた経験があるかないかで差が出る問題です。
今回は随筆の3回目です。
前回までと同様に筆者の体験や提示されている事実の部分と感想、意見の部分とを読みわけてください。また、今回は自由記述の練習も学習目的になっています。自由記述とは自分の体験をもとに意見や思いをまとめる設問です。自由と言っても何を書いても良いというわけではありません。大切なことは設問の条件を満たして内容がまとめられているかということです。出題パターンとしては、筆者の体験や考えを指定された単語を混じえてまとめ、その内容に自身の似たような体験を原因として考えを加えるものや、筆者の提示した考えに通じる自身の体験と意見をまとめるものとがあります。読解Ⅰの7や読解Ⅱのオプションがそれにあたります。ポイントとしては、あまり難しく考えすぎずに与えられた条件は何か、それを満たすにはどうすべきか、ということに主眼を置いて下さい。
前回学習した主語述語の関係、修飾の関係を今回は図に示すことを行ないます。それぞれの分節がどこに係るかを明確にすることにより、記述の際に正しく表現できるようになります。一つ一つ丁寧に矢印の先を考えて下さい。ポイントは初めに述語を確認し、次に主語を考えます。主語と述語がはっきりわかった段階で修飾語の係り受けを確認しましょう。入試においてこのような文図の作成はあまり出題されません。しかし、自身の記述力をアップさせるために行なう意識をもって行なうことが重要です。
「考えよう1」はレンズ形の面積です。オプション説明のページに3通りの解き方が載っています。1つは必ず説明できるようにしておきましょう。「考えよう2」は等積変形です。面積を変えずに形だけ変えていきます。(2)はそのまま黒と白に分ける方法もあります。ここは理解度に差がつくところです。しっかりこの考え方を使いこなせるよう練習して下さい。
「考えよう3」は切り取って貼りかえる問題です。「考えよう2」とちがって、形そのものが同じなのでわかりやすいと思います。その他でテストによくでるタイプの問題は、問4(2)、問5(1)、問7(8)、問8、問11(1)などです。いずれも何かに気づかないと解けない問題です。初挑戦ではなかなか解けないと思いますが、常に何か工夫できないか考えるよう心がけましょう。
前回に引き続いて細部表現の工夫から筆者の意図を考えます。
表現技法の部分や表現の工夫をとらえることは本文の理解には欠かせないものです。しかし、ここで大切なことは細部表現の効果は文脈によって異なり、主題を踏まえた上で考えなければならないということです。例えば読解Ⅰの文章で筆者の父親の性格や筆者の父親に対する思いをとらえた上で細部表現の意図を類推する必要があるということです。15行目の「ニワトリを追っ払うようなしぐさ」や21行目の「ニワトリみたいに、人を追いたてる」という部分だけをとらえると筆者と父親の関係は険悪なものとなってしまいます。しかし、その前の6行目にある「威張っているくせに寂しがりや」という母親のことばをふまえると父親に対する筆者の見方は違ったものとなります。主題も父親に対する愛情と読み取れます。このように全体と細部のつながりを考えることが重要になります。
今回は擬声語・擬態語を学習します。擬声語・擬態語は読み手にイメージを伝える有効な手段と言えます。場面にふさわしい擬声語・擬態語を自身でも使えるようにしましょう。カリテの対策としてはテキストの基本問題ができるようにしておけば大丈夫です。しかし、大切なことは擬声語・擬態語を使うことでどのようなイメージを伝えているかを具体化することです。入試では、単に擬声語・擬態語の穴埋め問題ではなく、逆にその部分を具体的なことばに変えて説明しなければなりません。従って、一つ一つの擬声語・擬態語を正しくイメージして問題を解いていくことが重要です。
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