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今月は、“ジカ熱”と“ペットボトルを食べる細菌発見”それに“福島を水素エネルギーの技術開発拠点に”について取り上げてみましょう。
中南米を中心に蚊が感染を広げるジカ熱、正式にはジカウイルス感染症(かんせんしょう)が流行しています。日本でもブラジルから帰国した方2名が感染していたことが判りました。今は未だ日本では蚊が元気に飛び回る季節ではないのですが、ブラジルのリオデジャネイロ五輪観戦から多くの日本人が帰国する8月頃は日本でも流行することが恐れられています。
第2次世界大戦が終わって2年たった1947年、アフリカのウガンダにあるジカ森林に生息するアカゲザルから発見されたウイルスによる感染症です。
感染すると発熱や目の充血や発疹などが出るそうですが、症状は比較的軽く7日程度で治ると言われています。但し、恐ろしいのは、お腹に赤ちゃんがいる女性が感染すると頭が十分に発育しない「小頭症」の赤ちゃんが生まれる危険性があり、約3割の赤ちゃんに何らかの異常が見つかっているという研究報告が発表されていることです。日本政府として、妊娠中の女性は流行地域に行かないよう呼びかけています。
有効な治療薬やワクチンは未だ有りません。ウイルスを国内に持ち込まないよう、流行地域に行ったときには長袖、長ズボンを着て、虫よけスプレーをこまめに使って、蚊に刺されないようにしましょう。感染症の被害が生まれてくる赤ちゃんに影響しないよう蚊の駆除(くじょ)をはじめ、社会全体で協力し合っていきたいですね。
2年前の2014年8月から9月にかけて、69年振りに国内で感染者が出たデング熱。代々木公園や新宿中央公園で採取されたヒトスジシマ蚊からデング熱ウイルスが見つかり、公園を入園禁止にして大々的に蚊の駆除作業をしましたが、結果的には国内各地に患者が広がってしまいました。
この他にウイルスが原因の「日本脳炎」マラリア原虫が原因のマラリアが有ります。
皆さんが日頃飲んでいる容器に使われているペットボトルは温暖化防止対策やエコのために回収しリサイクルされていることは知っていますよね。その先はどうでしょうか?工場に戻った容器は大きく分別され、細かにくだかれ、ごみや汚れを取り除くために洗浄され、金属などと分離された後、ペット樹脂の粒になります。その後、ペットボトルに再度作られるもの、シートや繊維製品、樹脂製品などになります。その各種製品の原材料となるペット樹脂の粒にするのには高温高圧で化学処理をしなければならないので、ばくだいなエネルギーが使われています。
今までペット樹脂は生物によって分解されないと思われてきました。ところが、京都工芸繊維大や慶応大などの研究グループが、分解して栄養源とする細菌を発見したと発表しました。研究チームは、自然界にペット樹脂を分解する微生物がいないか探すため、ペットボトルの処理工場などでペット樹脂のくずを含んでいる土や汚泥などを採取し、試験管で培養したところ、ペット樹脂を分解して栄養源として増殖する細菌を取り出すことに成功しました。大阪府堺市で採取したサンプルから見つかった菌であることから、「イデオネラ サカイエンシス」と名付けられました。こんな細菌が居たのですね。
まだまだ効果的に分解はしてくれませんが、今後の研究に期待できるそうです。
微生物を利用した、少ないエネルギーで環境に優しい、エコなリサイクルが近い将来に実現できることになるでしょう。
安倍首相は福島県を水素エネルギーの技術開発拠点とする「福島新エネ社会構想」を発表しました。陸上や海上の風力発電、地熱発電等から作られた電気で水を分解し、燃料電池車1万台分の水素を2020年までに作り、二酸化炭素(CO2)の排出削減をしようとする構想なのだそうです。これまでの水素は主に石油などの化石燃料によって作られてきましたので、再生可能エネルギーで作られる意義は大きいですね。
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