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図形分野に入ります。今回は主に角度の問題を扱います。次回以降学ぶ面積の問題に比べると、塾でも学校でも練習する量が少なく手薄になりがちです。何かに気づかないと、そこから先には一歩も進めないようなタイプの問題も多いので、1つ1つ解法をマスターしていきましょう。
「考えよう1」は平行線の問題です。(1)は補助線を引いて錯角を利用する方法が一般的です。(2)は、折り返して裏返った部分と、なくなった部分の形は同じであるというあたりまえの事実を利用します。重なっているところが二等辺三角形になることも覚えておくとよいでしょう。
「考えよう2」は、多角形の内角・外角・対角線です。公式の丸暗記ではなく、その導き方も含めて理解する必要があります。(3)は逆算の計算がやや難しいので練習しておきましょう。
「考えよう3」は対称図形です。線対称・点対称の意味がわかれば問題ないでしょう。平行四辺形を線対称としてしまうミスが時々見うけられます。「考えよう4」のテーマは二等辺三角形の発見です。問4も必ず解いておきましょう。
「考えよう5」の(1)は補助線を引いて直角二等辺三角形をつくります。2つの辺が等しいことと直角であることを説明できないといけません。問14も解いておきたい問題です。(2)と(3)は図形の分割です。(2)は大体の形をかけば正解になるのに対し、(3)では対角線の交点を作図しなければなりません。(3)の方がより精密さが必要となることに注意しましょう。
「深めよう1」は、1つ1つの角度はわからなくても、合わせた角度なら求められます。「深めよう2」の(1)も、合わせた長さならわかります。この他には問13の外側の角の和を求める問題もよく出ます。余裕があればオプションの四角形の分類や、「学びのとびら」の三角形の合同条件に目を通しておきましょう。
今回は細部表現の学習になります。
入試では頻出の設問になります。解法をしっかり身につけておきましょう。解法のポイントは問われている細部表現の具体化です。細部表現とは比喩的な表現・文末表現・表記上の工夫です。比喩的な表現とは直喩、隠喩、擬人法です。問われている部分を自身の言葉で具体的に言いかえることが求められます。また、文末表現の助詞や助動詞の意味をもとに文意を説明することも問われます。その他表現上の工夫である「」やカタカナ表記は筆者の意図を類推して説明をします。いずれにせよ解答は文章中に明確に表されていません。自身の言葉で解答を作る力が求められます。
今回から文法の学習になります。初めに文の識別を覚えましょう。方法は述語の品詞で識別分類します。動詞と形容詞・形容動詞と名詞の3種類です。この3パターンで分けて下さい。また、主語と述語のかかり受けで識別分類することも問われます。単文・重文・複文の3種類です。単文とは主語と述語の組み合わせが1つの文です。重文とはそれが2組ある文です。複文とは主語と述語の組み合わせが2組ありますが、文の内容が一つのものです。テキストの四のAが単文、Bが重文でDが複文の例にあたります。
次に文の成分である主語・述語・修飾語のかかり受けをとらえられるようにしましょう。これは4年生から学習していますし、学校でも既習内容です。基礎的な設問ですが丁寧にミスのないように解答していきましょう。
円と扇形について学びます。
まず円周率についてです。円周率とは直径に対する円周の割合です。つまり、円のまわりの長さは直径の何倍にあたるかを表す数字が円周率です。したがって円周=直径×円周率が成り立ちます。円周率は約3.14であることがわかっていますが、少なくとも3から4の間であることは算数の範囲でも説明できるためテストに出ます。「学びのとびら」や「栄冠への道」に正方形と正六角形を用いた説明が載っているので見ておきましょう。面積=半径×半径×円周率の導き方も続けて説明されてあるので参考にして下さい。「考えよう2」の(3)は、半径がわからなくても、半径×半径なら数値化できるので面積が求められるタイプの問題です。このテクニックはとても重要です。
扇形は、弧の長さ、面積ともに、円周や円の面積の何分のいくつなのか考えればよいだけです。心がけて欲しいことが1つあります。計算の工夫です。具体的には分配法則の利用です。問4や問5を解く際は、どんなに長くなっても1本の式で表し、分配法則を使うようにしましょう。
今回は細部表現の種類を学習します。
筆者は様々な表現の工夫をして文章を作ります。その一つ一つを具体的にとらえることがポイントになります。テキストには大きく2つの種類について説明がされています。特に「カタカナ表記」は直接問われることがあります。カタカナで表記することで幼さや機械的な冷たさを表現したり、人物が言葉の意味を理解していないことを表すための工夫になります。これをもとに場面にふさわしい説明が求められます。また、テキストの解説にはありませんが比喩的な表現も細部表現の工夫になります。読解Ⅰの設問はこの比喩的表現、擬人法が使われている部分の問いになります。特にニと三は情景の具体化になります。自分の言葉で情景を説明してみましょう。今回の学習は入試の頻出問題です。抽象的な内容を具体的な言葉に置きかえることがポイントになりますかが苦手な生徒が多いようです。頭に浮かぶ情景を主語、述語、修飾語を整えて文章化してみて下さい。
今回は副助詞を学習します。ポイントは副助詞の意味と用法を覚え識別できることです。副助詞と言う言葉を覚える必要はありません。また、他の助詞との識別も問われることはありません。問われるのは同じ言葉の用法の識別です。例えばテキストの202ページの にあるように「ばかり」という副助詞には4つの用法があります。同じ言葉で用 法が異なることがあり、その識別が問われます。意味を表す限定や程度、並列などの言葉は覚えなくてもいいと思います。難しく考えずに文意の違いを判断して識別しましょう
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