No.786 論語で中学受験を勝ち抜くメンタルを育てる。

 中学受験の準備は3年以上かかると言われています。実際に多くの小学生が4年生から塾に通い始めます。その長い受験勉強の中で子供たちは多くのものを得ると同時に、多くのことを我慢し、あるいは葛藤しながら受験生として育っていきます。

 私は、中学受験生の成長過程を見てきて、学力の成長とメンタルの成長が相互に作用している子供は強いと感じています。様々な知識を得ることによって、自分の中に芯のようなものが形成され、芯があるからこそ、時に苦しくもある受験勉強と向き合い乗り越えていけるのだろうと思うのです。

 しかし、近年、この学力とメンタルのバランスが崩れ、学力偏重になっているケースが多いように感じます。その為、いわゆる心が折れやすいお子様や、自分と他人を比較して委縮してしまうお子様が多くなっている。あるいは、勉強さえできれば何をしてもいいというような間違った考えを持ってしまうお子様が増えているように感じるのです。前置きが長くなりましたが、今回は、ご家庭でメンタルを育む取り組みをしてみてはいかがでしょうか。というご提案です。

 テキストは、齋藤孝『小学生のための論語』(PHP研究所)をおすすめします。

 論語といっても、小学生用に平易に書かれていますし、勉強や人間関係から死生観まで、適切な47の格言を齋藤孝先生が選んで、小学生が悩みそうな事柄に例えて解説してくれていますので、理解しやすいからです。本の構成も、ひとつの格言につき見開き1ページを使って、右ページに論語の書き下し分と原文を、左ページに言葉の意味と小学生向けの説明という具合です。しかも、そのれぞれの格言が小学生の悩み事に当てはめられています。

例をひとつ紹介しましょう。

小学生の悩み:夏休みの宿題が憂うつ。
論語の書き下し分:人にして遠き慮り無ければ、必ず近き憂い有り。
論語原文:人而無遠慮、必有近憂。
説明:計画を立てて実行する癖をつけると、小さな不安や心配事がなくなるよ(本文を筆者が要約)。という具合に小学生向けに齋藤孝先生が優しい語り口で説明してくれています。

引用元:齋藤孝『小学生のための論語』(PHP研究所)

 なぜ、論語なのか?という疑問を抱いた方もいらっしゃると思います。それは、論語が時代を超えて普遍的な考え方を説いているからです。江戸時代、多くの子供たちは論語を素読していたそうです。最初は意味が理解できなくても暗唱できるほどに繰り返し素読することによって、道徳観や倫理観を養い、心を修養していったのでしょう。現代の子供たちは、素読をする必要まではないと思いますが、親子で論語に触れながら、自分に置き換えて考える習慣をつけることで、なぜ学ぶのか?なぜ中学受験をするのか?自分は何をしたいのか?などを考え、自分の中に芯を作っていくきっかけにして欲しいのです。併せて、中学受験は親のメンタルも試されます。ぜひ、ブレずに中学受験を突破していく強いメンタルを親子で育んで頂ければと思います。

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