志望校対策の前に学校研究を

5月も終わりになり、6月を迎えると、もう夏期講習がまもなくやって参ります。勉強について「夏までをメドに」と進められてきた内容もいま一度確認が必要となりますが、一方で志望校の選定についても、より具体的に進めることが必要な時期がやって参りました。これまでも各学校が文化祭や公開授業など、受験生のみなさまが学校に触れる機会を提供されてきたかと思われますが、これから開催される「学校説明会」にも、お時間の許す限りご参加されることを切にお勧めします。

私どもも、「塾対象学校説明会」に数多く参加致しておりますが、まず学校の中に入り、教室の風景などを見られる、といった機会はなかなかないこともあり、学校それぞれに持っている空気、生徒さんの姿から垣間見える校風、などが強烈な印象で伝わってきます。6年間通う学校になりますので、受験校は偏差値や本人の希望だけでなく、ご父母の皆様が肌で感じた「校風」が我が子に合うかどうかの判断は、とても大切な基準になります。同じ偏差値水準で、同じ男子校でも、校舎の中で見られる生徒さんの姿を見ると、そこにハッキリとした違いが見て取れます。活き活きとした生徒さんの笑顔などに触れると、文面では感じ取れない学校の魅力が一瞬で伝わってくるものです。

また、具体的な入試方針の変更など、例えば「武蔵中で2009年度より、これまで併せて100点満点であった理科・社会がそれぞれ60点満点に分割されること」「日本工業大学付属中学校が日本工業大学駒場中学校に校名変更し、共学化されること」といった大きな変更の情報をより早く、またそれへ向けて学校がどのような対応を講じているか、などの情報が得られると同時に、入試についても「当校は、こういう生徒に入学して欲しいのです! 」、「こういう勉強をしてきてください!」という学校から発せられるメッセージを受け取ることができます。

学校のホームページなどが充実し、書物やインターネットで多くの情報が入手できますことは間違いございませんが、お子様方がこれから通われることになる学校については、実際に説明会に参加されて、具体的なイメージを固められることが何よりの「学校研究」となります。

そして、志望校が決まりましたら過去問対策です。過去問対策は、偏差値では計れない「合格力」を養成します。よく「実力よりも偏差値が5ポイント以上、上の学校に合格できた。」とか、「塾で上のクラスのお子さんが不合格だったのに合格できた。」というお話を聞かれることがあるかと思いますが、それは、まさに「合格力」の賜物です。塾にお通いの生徒さんは、塾で学校別のクラスがあるので志望校対策ができるのですが、それは主に第1志望校に限定されてしまう為、第2、第3志望の学校の対策ができないまま受験を向かえてしまうケースがあります。中学受験はあえて挑戦する受験です!第2志望、第3志望の対策もしっかりと行い、万全の状態で受験に臨むことが結果的に第1志望合格を呼び込むと言っても過言ではありません。ぜひ中学受験専門プロ家庭教師に志望校対策をお任せください!ご依頼をお待ちしております!

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