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いよいよ夏休みがスタートしました。長いようでいて、気がつけばあっという間に終わってしまう夏休みです。日々の演習が計画通りに進んでいるか、計画を修正する必要がないかどうか、常に気をつけながら、毎日を送りましょう。今回ご紹介するテキストは日能研ブックスから出版されています『データランキングシリーズ』です。書店でも購入できるものですので、目にされた、あるいはもうすでに使われているという方々もいらっしゃると思います。

シリーズのラインナップは以下のようになっています。
≪国語≫
説明文ランキング
物語文ランキング
語句・文法ランキング
≪算数≫
文章題ランキング
計算問題ランキング
数と場合ランキング
図形問題ランキング
≪社会≫
歴史人物ランキング
地理分野ランキング
公民分野ランキング
歴史できごとランキング
地理都市別ランキング
≪理科≫
生物・地学分野ランキング
物理・化学分野ランキング

特徴を挙げますと･･･①サイズ・分量ともに小さく、達成感が得られやすいサイズもA5版で、分量は100ページ前後（理科で80ページ前後）と決して多くないために、短期間で目標設定をすることが出来ます。単元も細かく分かれているため、「今週はこのページまで」といった、小分けしたスケジュールが立てられます。

②問題は過去問から幅広く収録　上記のように分量は多くはありませんが、問題はすべて過去問から収録されていますので、問題のレベルは決して低くありません。また、「ランク別」となっている場合、当該する内容以外には触れられていないのでは、というご不安もあるかと思いますが、その点は問題なくおさえられています。例えば『歴史人物』では、「藤原道長」の章であっても道長に問題を限定せず、藤原氏全般、同時代の文化についてなど、関連する人物・事項も含めた問題設定となっています。そのため横断的な実戦演習に活用することが出来ます。

③レベル別演習が可能　算数では、単元ごとに2つあるいは3つのレベル別構成となります。苦手な分野であれば、基本レベルAから、得点源の単元であれば発展レベルCだけといった、柔軟な対策を講じることが出来ます。

④ランキングとしての魅力　そもそも“ランキング”はどういう意味か。それはこれまで出題された「頻出度」によってランクづけされたものです。例えば『歴史人物ランキング』の場合、以下に4位から10位をお知らせいたしますと･･･
第4位　　豊臣秀吉
第5位　　足利義満
第6位　　聖徳太子
第7位　　北条時宗
第8位　　織田信長
第9位　　藤原道長
第10位　源頼朝

やはり、と思わせるものもあれば、意外なランクにいる人物もあるのではないでしょうか。（ベスト3についてはぜひ本書をご覧下さい）。こうしたランキングは、お子さんにとっても関心を容易に持ち得るものです。「今日は第7位の北条時宗を攻略！」といった意気込みで、問題へ取り組むことも可能になります。本書は、解説がすべてに渡って細かくはございませんので、「基本から内容を理解する」といった目的には必ずしも合致はいたしませんが、「問題を解くことで理解を固める」目的には十分適しています。きっかけとしての「入り口」は入りやすく、問題を正答させる「出口」は難しく（問題レベルが高く）なっていますので、生徒さんからすれば自然と力をつけられる構成になっています。

夏休み期間は、夏期講習が密なスケジュールで入り、肉体的にも精神的にも疲れがたまることもあり得ます。そんな時は、「入り口」が難しいものは少し取り組みづらいこともあるでしょう。少し肩の力を抜きながらも、これまでの知識のまとめとして、ランキングシリーズを活用されてはいかがでしょうか。

もちろん、知識の総まとめに中学受験専門プロ家庭教師によるきめ細かい徹底指導は大変有効です。夏休みの短期間だけ、プロ家庭教師を利用してみるのも手です。6年生は知識の整理と苦手克服、過去問対策に。5年生は秋から特に算数が急激に難しくなりますので、その前に基礎をしっかりと押さえておく。など目的に沿って最適な先生の指導が受けられます。勉強の進み具合に少しでも不安な点がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。