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いよいよ2月1日まで130日あまりとなりました。9月23日には、第1回の「合不合判定テスト」が始まります。12月まで計4回にわたって行われるこのテストは、20,000人を超える受験者を集めることからも明らかな通り、高い信頼度を常に維持しています。学校によって傾向が大きく異なる中学受験においては、合不合の判定がすべてではもちろんありませんが、このテストによって、他の受験生と比べて、お子さんの「位置」や「課題」を明確に把握することが出来、何より結果を見ることで、「ここまで取れた!」といった自信や、「あと○○点で目標までいったのに!」といった悔しさを強い実感をもって得ることが出来ます。この意識は、まわりの誰に言われるものではなく、自分の中から自然発生したものとなりますから、大きな「動機」へとつながります。
一方で、目標に届かなかった、という結果から、挫折感を持ってしまう生徒さんもいらっしゃいますが、それは無理もないことであります。後にも触れますが、「合不合」の算数などは、問題数も多く、後半の問題では、初見のタイプも平気で出て来ます。「こんなの見たことないし、時間も全然ない!」といった焦りは、多少の差こそあれ、誰もが持つものと思っておいた方がよいです。
そこで、来るべき「合不合」という敵、特に9月の最初の敵を攻略するための方法を講じてみたいと思います。ここでは先にも触れました「算数」について、例年の傾向に基づいて取り上げてみます。 まずは「敵を知る」うえで、合不合判定テスト・算数の問題構成ですが、例年は以下の通りとなっています。
制限時間:50分、150点満点
問題数 :大問全11から13問(小問全30問)
配点 :全小問 各5点(ここがポイントです!)
問題構成:1番=計算問題
2番、7番=総合問題の小問集合(一行問題タイプ)
3番から6番、8番以降=全単元から出題
構成の中で、3番から6番、8番以降が図形、規則性、その他文章題になりますが、比較的前半の3番から6番の方が取り組みやすい問題になっています。
問題数と50分という制限時間のバランスを見ても分かります通り、「合不合」は時間が足りません。この限られた時間をどう使うかが、対策の大きな鍵になります。 その時間配分については、「お子さんの得意分野をどう活かすか」を念頭におく必要があります。そのためにも、まずは必ず「最初に問題をすべて見る」ことを実践して下さい。
ここで、例年通りの形式とした場合に問題全体を以下のように分けてみます。
ステージ1→1番、2番:全問正解を目指す!
ステージ2→3番から6番:出来る限り全問正解、得意分野を確実に取る!
ステージ3→7番 :得意分野を確実に取る!
ステージ4→8番以降 :取れるところだけでも取る!無理に全問解答に挑まない!
まずは、ステージ1について、「短い時間で全問正解を目指す」ことは必須になります。目安としては、1問1分以内で合計10分以内としたいところです。合不合は答案に途中式は書かず、答えのみを記入しますので、部分点はありません。そして、ここが合不合の大きな特徴ですが、例年は「全問5点」の配分になっています。つまり、最難問の1問でも、最初の計算1問でも、5点に変わりはないのです。そこで「見直し」が不可欠になります。「簡単な問題で、答えを写し間違えた!」は絶対に避けなければなりません。必ず問題用紙に答えを書いておいて、答案への写し間違いがないか、チェックをして下さい。
全体50分のうち、ステージ1で10分+見直し5分としますと、残りは35分。この時間内で全問解答はかなりハードになり、かつ焦ってミスを起こすきっかけにもなりかねません。そこでステージ2・3については取るべきところを確実に取る、といった方針で臨み、少しでも多くの得点が出来るよう、エンジンを全開にして取り組んで下さい。
ステージ4ですが、もちろんより多く得点するためには、解くべき問題数を確保すべきです。それでも残り時間はあまりないことを考えますと、無理をせず、例えば(1)だけでも取る、といった方法を取った方が結果に結びつくことがあります。ひとつのパターンとしましては、ステージ2・3で20〜25分、ステージ4で10〜15分、といった配分になります。
そして、この時間配分を意識しながら、実際に過去の「合不合」を制限時間内で解いてみて、「時間配分」を一度体験した上で受験することをお薦めします。「合不合」は四谷大塚の『週例テスト問題集』に収録されていて、四谷大塚の教室やホームページで購入できます。ただし、国語だけは著作権の問題などで、発売されていません。定価は算数・理科・社会とも1,680円(税込み)です。問題は男子用と女子用の両方が収録されています。
「合不合」は全問5点配分といった点からも、逆に特徴的なテストです。中学受験では、学校ごとの出題傾向が大きく異なりますので、この模試の結果がすべてではありません。合不合の結果が良かったからといって、過去問演習を怠ってしまっては元も子もありませんし、逆に結果が悪かったとしても、その見直しをしっかりして基本を固めたうえで、過去問演習で対策を講じれば、合格の可能性もグンと上がってきますので、あくまでも受験で合格を勝ち取る為の一つのツールとして割り切って模試をうまく利用してください。
最後に、合不合判定テスト対策やその見直しによる弱点補強、過去問対策は、われわれ中学受験専門プロ家庭教師が最も得意とするところですので、残り130日のラストスパートに、ぜひ中学受験鉄人会のプロ家庭教師をご依頼ください!お待ちしています!
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