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来週からは、いよいよ9月です。5年生のみなさんは、「実質的に受験学年になる。」考えてください。そこで、今回は5年生の9月から始まる「密度の濃い算数」についてお話させて頂きます。以下、各塾の重要な単元をあげてみました。
旅人算とグラフ、速さに関する問題、比と比の性質、相似が、特に重要単元になります。速さは、動きを状況図に表し条件を考えながら解けるようにする力を身につけます。比は、比の考え方を速さ・図形に応用出来るようにします。この速さ・比の二本柱をいかに自分のものにするかが勝負の分かれ目です。
速さ→比→図形分野という順に学習を進めていきます。ここでは、前期・夏期に学習した速さ・割合・比の考え方をさまざまな場面で使っていきます。それぞれの状況に応じた処理学習が大切になります。
規則性、比、速さ、立体図形と学習します。特に比は6回、速さは5回と時間をかけて学習します。比と速さをいかに自分のものにできるかがポイントになります。
以上、四谷大塚・サピックス・日能研とも、9月からの重要単元は、比・速さだということがわかると思います。この単元の難しさは、パターンを覚えるだけの学習では通用しないというところです。いろいろな状況のなか、どのように処理して解くことが出来るかという学習です。条件等をしっかり把握して、その条件をいかに使って答えを導きだしていくのかを学習します。
では、9月から難しくなる算数をどのように勉強していけばよいのでしょうか。勉強方法について次にお話させて頂きます。
速さであれば、式だけで解くのではなく、状況図を必ず描いて動きを理解できるようにして解いていきます。そうすることで、複雑な動きにも対処できる応用力が身についてきます。
どうして、このような式をたてたのか、を説明できるようにすることです。どうして掛けたのか解らないでは、答えが合っていても理解しているとは言えません。時々、親御さんが解き方を見て、お子さんに説明を求めることをお勧めします。説明することで、理解力は強化されます。
理解しにくい問題は何回か復習してください。いろいろな問題を解くことも一つの学習方法ですが、同じ問題を丁寧に復習することも効果的な学習方法になります。同じ問題を何回か説明させることも重要になってきます。
いっぺんに問題を解くのではなく、毎日コツコツ少しずつ継続的に解くようにして下さい。粘り強く続けることで比の考え方が確実なものになり、いろいろな場面で比の考えができるようになってきます。
5年生の9月からの算数で大切なことは、粘り強く、「書く・説明する・復習する」です。恐れずに「書く・説明する・復習する」を続けて下さい。この積み重ねが、難しい算数から、楽しい算数へと変えてくれます。解く楽しみを味わうように心がけて、さらに努力を続けて、ぜひ算数を得意科目にしてください!
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