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巣鴨中学校と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか?スパルタ?規律がすごく厳しい?いえいえ、そんなことは全くありません。
「巣鴨はスパルタだからうちの子供には合わない」と言ったお話をちらほら耳にします。ですが、実際は違います。そのようなイメージで入学を敬遠するのは非常に勿体ないことです。
今回はそんな巣鴨に対するイメージを変えていただきたく、巣鴨での主な行事を中心に、私自身の経験に基づいたお話を時系列に沿ってさせていただきたいと思います。文中のお話は私が在学中(約15年前)の頃のことですので、現在と違う部分があるかもしれませんが、その点はご了承ください。ちなみにあの寅さんで有名な俳優の故渥美清さんも巣鴨中学校のご出身です。
まずは4月。
入学式です。ドキドキの新しい中学校生活の始まりです。授業に無事ついていけるだろうか?宿題が多くて大変ではないだろうか?様々な不安を抱える時期だと思います。私自身もそうでしたが、これらについては一切心配いりませんでした。新しい生活をどんどん楽しみましょう。
続いては5月です。
新しい生活にも次第に慣れてくる時期です。入学して最初の行事が始まります。それが「大菩薩峠越え競歩大会」です。これは東京都と山梨県の境にある大菩薩峠という峠を、深夜2時頃から朝の10時頃まで約8時間かけて歩くというものです。
そんなに長い時間歩けるわけない、と思う方も多いかもしれません。私は体力のある方ではないのですが、意外と「やれば出来る」ものなのです。もちろん事前に練習はします。グラウンドを走ったり、階段を走って上り降りします。最初は大変ですが、徐々に慣れていきます。
それでも大会当日はやはり大変です。もう歩きたくない、早く終わって欲しいと思うこともしばしばでした。ですが、そんな時に力になってくれるのが友達です。もう少し歩こう、もう少し歩こう、そう言いながら少しずつ前進し、何とか完走したものでした。
歩き終わった後は足が棒になり、翌日は強い筋肉痛になります。ですが、無茶だと思うことを成し遂げることで、自分自身への自信が生まれます。大変なことを経験することで、精神的にも強くなれます。
巣鴨に入学する最大のメリットは、強い精神力を養えることだと私は思います。
下旬には、入学して最初の定期試験である中間試験があります。中学受験で塾に通っていた頃と違い、試験は毎週ありません。2、3ヵ月単位です。ですから、試験直前にまとめて勉強するのは大変です。日頃から自主的にコツコツ勉強しましょう。
6月。
特に目立った行事がない月です。勉学に励みましょう。
7月。
1学期ももうすぐ終わりです。でもその前にもうひと踏ん張りです。期末試験です。納得のいく成績を取って、気持ち良く夏休みを迎えましょう。
下旬より夏休みを迎えますが、行事があります。「巣園流水泳学校」と「蓼科勉強合宿」です。「巣園流水泳学校」というのは、いわゆる水泳教室のようなものです。千葉の館山で行います。(ちなみに巣鴨にはプールはありません。)
ですが、そこはやはり巣鴨。普通の水泳教室とは違います。ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、海に入る際は、海パンではなく「ふんどし」を着用します。ふんどしを着用する理由はよくわかりませんが、巣鴨でしかできない経験だと思いますので、きっといい思い出になるはずです。その時はすごく恥ずかしいものですが…。
ちなみに「巣園流水泳学校」は中学一年生のみ必修、中学二年生以上は任意参加となります。
「蓼科勉強合宿」というのは、長野の蓼科に泊まり込みで勉強をするというものです。合宿のスケジュール的には勉強漬けに見えるのですが、友達同士で過ごしますので、中々楽しいものです。
8月。
夏休みの宿題がありますので、毎日コツコツこなしていきましょう。
9月。
二学期がスタートします。行事は「巣園祭」と言われる、文化祭と体育祭があります。
文化祭はクラス単位で出し物をしたり、他のクラスの出し物を見に行ったりします。また他校からの見学者も多く、楽しい時を過ごせます。体育祭は、部活別対抗リレー等、リレー競技を中心に様々な競技がありますので運動が得意な人は大活躍できるよう頑張りましょう。文化祭・体育祭では勉強のことは忘れて徹底的に楽しみましょう。
10月。
中間試験があります。1学期の中間試験・期末試験の経験を活かして頑張りましょう。
11月。
「創立記念マラソン大会」があります。武蔵丘陵森林公園で10kmのコースを走ります。タイムリミットは1時間30分。
普通の中学一年生にとって10kmの距離は非常に長く感じられ、完走できるか不安になると思います。
ですが、巣鴨生は別です。入学早々「大菩薩峠越え」を経験しているからです。もちろん、歩くと走るは違うことですが、根本にあるものは同じだと思います。
もちろんマラソン大会用にも練習はしますので、不安はほとんどなく大会に臨むことができます。
12月。
冬休みに入る前に期末試験がありますので頑張りましょう。
1月。
新年早々「寒稽古」という行事があります。巣鴨では剣道が必修科目なのですが、その剣道を朝6時20分から行うというのが「寒稽古」と言われる行事です。期間は6日間です。
冬の寒い中、朝早く起きるというのは中々辛いことです。中には朝の4時起きという人もいます。ですが、こういったことを経験していく中で精神的な強さが養われていくものだと思います。寒稽古は形式的には任意参加となります。
2月
特に目立った行事がない月です。勉学に励みましょう。
3月
最後の期末試験です。一年の締めくくりとして悔いの残らない成績を残しましょう。
以上、巣鴨での生活を行事を中心に時系列に沿って紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
「巣鴨はスパルタだからうちの子供には合わない」とお考えになる必要は全くありません。巣鴨は生徒の自主性を尊重する学校です。ユニークな行事もあり、精神的に強くなれるのが巣鴨生活での最大の特長だと思います。お子様の自主性を育てたい、精神的に強くしたい、そう思われる方は、ぜひ巣鴨中学校の受験を検討してみてください。
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