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新6年生受験生の皆さんと社会を勉強していると、多くの塾で地理、歴史の学習が終わり、本格的に公民分野に入るこの時期に「5年生の地理や歴史では好調に勉強を進めてきたのだが、公民に入ったらなぜか成績がふるわなくなってしまった。今までどおり努力しているのだが…」という声が聞かれます。穴埋め問題で人名・地名や出来事を繰り返し練習して暗記し、それを再現できれば点をとれる問題が比較的多い地理・歴史と比べて公民は分野の性質上、言葉を暗記しているだけでは正解できない問いが多くなってきます。今日は、公民に入って悩んでいる方にも役に立つ、学習のヒントについて述べてみたいと思います。
中学受験向けの受験テキストであっても、憲法や政治分野で出てくる抽象的な言葉すべてに、どの子供にも理解できるような説明が付されているテキストを見つけることは困難です。しかし、多くの子供にとって憲法や法制度、政治経済のしくみなどに出てくる言葉の多くは、日常生活の延長ではとらえにくいものです。例えば中学受験でよく問われる憲法の内容の一つに、国民の自由と権利はみだりに使ってはならず、「公共の福祉」に役立つように利用しなければならないというものがあります。この「公共の福祉」という言葉は、大人であれば言わんとしていることが理解できますが、大半の小学生は一読しても意味がつかめません。そこで、「【公共の】は“みんなの”ということで、【福祉】の福は、幸福の“福”、祉も幸せという意味。だから、皆の幸せということだ。」などと説明をしても、やはりピンときません。
公民を学んでいて、こうした抽象的な言葉に出会った場合は、できるだけ生活に密着したストーリー的な例を挙げて説明することをおすすめします。たとえば、「お医者さんになりたいと思っている人がいるとする。でも、『ぼくは医師になりたいし、職業を自由に選択する権利を持っているんだ!』と言って自由権をふりかざし、医師の資格を持っていないのに医師しかやってはいけない医療行為を患者さんにするようなことがあったら、大変なことになってしまいます。やられた人は体を壊して不幸になってしまうし、皆が安心して暮らせなくなってしまう。憲法には、自由権は最大限に認められなければならないものだけれど、その権利をめちゃくちゃに使って社会全体の皆の幸せがおびやかさすようなことはしてはいけないということが書いてあるのです。」子供は、このような説明を聞いてはじめて「公共の福祉」に反する自由権のらん用とはどのようなことであるかを理解することができるのです。
内容にもよりますが、子供の考えで対処できそうなことであれば、大人がまず説明に適した事例をあげてみせてから、同様の具体例を子供自身に考えさせるというのもよい導き方です。たとえば「公共の福祉に反して権利をらん用している例」を考えてあげてみるよう子供に問いかけると、「自分が遅刻しそうなときに、赤信号も無視して道を突っ走る。」「音痴な人が歌手になる。騒音公害で迷惑だから。」などと、実にいろいろな答えが返ってきます。このとき、もしも出て来た例が適切でなくても、正しい筋道を示しつつ、よく考えたということを十分評価してあげ、興味を引き出してあげることが大切です。よくわからないと思っていた公民の言葉が、実は日常生活の言葉に還元できるものだと思うと、ひたすら難しい言葉を暗記する苦行のように思えていた公民が、面白く思えてくるものです。
実際の入試問題では、人権の種類と、関連の深い実例を結ばせるタイプの問題や、指定された言葉を必ず使ってまとまった説明を書くことを要求する問題なども出題されますが、学習過程でひとつひとつの言葉の意味をよく理解しておけば、本番でも様々なタイプの問題に正解できます。
中学受験では、裁判官の身分保障、三審制、弾劾裁判、シビリアン・コントロール(文民統制)など憲法の定めや立法権、行政権、司法権の三権に関連したさまざまな内容が出題されます。中学校の社会科の過去問をご覧になると、中高生ならまだしも小学生に対してこのように詳しいことまで問われるのかと驚かれる方もいらっしゃるでしょう。
少しでも勉強をしやすくするためには、制度等について、その存在意義—どのような利点を期待し、どのような困った事態を回避するために設けられた制度かということをよく確認しながら勉強を進めていくと良いです。たとえば入試で出題される事項の中に、心身の故障、公の弾劾以外では、裁判官はやめさせられることがないという内容があります。(裁判官の身分保障)
このようなことについても機械的に暗記するよう促すのではなく、「裁判官が万が一でも他からの圧力や口出しを受けて裁判が不公平なものになってしまっては、国民が困ることになってしまう。そこで、裁判で判断するというとても大切な役目を持っている裁判官が、だれかの顔色をうかがったりせずに正しく働けるように、裁判官が自分の職を理由もなく辞めさせられたり給料を減らされたりすることがないようにしている。そうすることで、法律、そして人々の権利を守ろうとしているんだ。」というように、制度のねらいとするところを子供にも理解できるように伝えることが大切です。6年生になると入試まで1年を切りやるべきことも増え、ただでさえ覚えることが多いのだからと要点のみを暗記して済ませようと思いがちです。ですが誰でも、またどんなことであれ制度について学ぶ場合に「なぜそうなっているか」を知ることですんなりと理解でき、長く記憶にも残るという面があるものと思います。
制度や定めの根底に横たわる論理にしっかり目配りをし、なにごとも筋道立てて考える経験を積んでいくと、社会におけるさまざまな問題を自発的に考える習慣がつき、社会科の感覚が高められます。すると未見の資料を示してその場で説明させたりするような、難関校で出題されがちな発展的思考力を問うような問題に対しても対処する力がついていきます。分野の特徴をつかんで、公民を得意分野・得点源にしていきましょう!
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