No.959 100分で偏差値を5上げる!日能研5年生10/10実力判定テスト傾向と対策

 夏休みの後に学習した単元を中心に、狙われやすい分野やぜひ知っておいてほしい解法についてまとめました。このランキングは予想問題と連動していますので、予想問題も合わせて活用してください

【直前チェックポイント第5位:仕事算は速さの問題と同じだと考えて、仕事量、速さ、時間を表にして、見やすく整理しましょう!】
問題:ある仕事をするのに、A1人では20日間、B1人では30日間かかります。この仕事を、AとBが一緒に働くと、何日間かかりますか。

 ふつう、仕事を完成させるときは、仕事の出来具合やていねいさなども考えないといけませんよね。いい加減な仕事をしたら、怒られてしまいます。しかし、算数の世界では、仕事といえば、どれだけ時間の時間で完成したかだけを問題にします。
仕事算では、
仕事量=1日あたりの仕事量×時間
という公式が成り立つと教わったかと思います。
「1日あたりの仕事量」という言い方がしっくりこなければ、「仕事の速さ」と言いかえてみましょう。
すなわち、
仕事量=仕事の速さ×時間
という公式が成り立ちます。これはちょうど、速さの問題の、道のり=速さ×時間と同じことなのです。
 ですので、「仕事の速さ」を出したかったら、「仕事量÷時間」をすればよいし、「時間」をだしたかったら、「仕事量÷仕事の速さ」を計算すればよいわけです。「なんだ、簡単な速さの問題と一緒じゃないか」と思えてくればしめたもの。仕事算が得点源になります。
 そのうえで、仕事算を解くときは、仕事量=仕事の速さ×時間の関係を表にまとめておくと、とても楽になります。

問題:ある仕事をするのに、A1人ですると、50日間かかります。 AとBが一緒に18日間働くと、仕事全体の90%が終わります。Bが1人で仕事全体の30%をすると何日間かかりますか。

 仕事量を1と置かず、大きい数にすると計算しやすくなります。この問題では、仕事量を100とおいてみましょう。そうすると、仕事全体の90%が90という仕事量に、仕事全体の30%が30という仕事量になります。

【直前チェックポイント第4位:単位の換算の問題をきっちりものにできていますか?】

 意外に苦手とされることが多いのが、単位換算の問題。体積の単位の換算は、1L=1000㎤、1L=10dLだということは、絶対に覚えてください。ところが、これを覚えたつもりでも、「0.75Lは何dLで、何㎤ですか、という問題になると、即座に答えられず、0を1つつけ忘れたり小数点を1つずらしてしまったりすることが多いです。
 心配なときは、下のように図にしてみて落ち着いて確認してください。

【直前チェックポイント第3位 過不足算が苦手な場合は、スコア形式の図を利用しましょう!】
問題:何人かの子どもにミカンを配ります。1人につき7個ずつ配ると14個あまり、1人につき10個ずつ配ると16個不足します。子どもは何人いますか。ミカンは何個ありますか。

 過不足算では、ちょっとひねった問題にも対応できるようになるのが偏差値アップの第一歩です。そのためには、図で考えられるとよいです。つぎのような図を書くのが一番の近道です。ぜひマスターしてみましょう。

問題:講堂の長いすに生徒がすわります。1脚に4人ずつ座ると、10人が座れませんでした。また、1脚に6人ずつ座ると、長いすが4脚あまりました。長いすは何脚ありますか。

 皆さんが苦戦する長いすの問題ですが、特に「4脚あまった」という部分を単純に「4あまっているんだな」ととらえてしまい、つまづくことが多いです。
 4脚あまりは、4あまりではなく、24不足しているということなのです。えっ!って思いますか?そう思ったら次の理由をしっかり理解して試験に臨んでくださいね。
 長いすに人数分のざぶとんが置かれていることをイメージしてください。1脚に6人ずつ座るということは、ざぶとんが1脚につき6個置かれています。だから、4脚あまるということは、ざぶとんが6×4=24個あまっているということになります。これを人で考えると、座席を埋めるにはあと24人不足しているということなのです。

以上をふまえて、図を書くと、次のようになります。

「いすがあまっている」ときは、「人が不足」している、と考えるようにしましょう!

【直前チェックポイント第2位 くり返しの規則性と割り算をむすびつけられていますか?】
問題:5,8,6,9,5,8,6,9,…のように数字が並んでいます。2021番目の数はなんですか。

 これが100番目の数はなんですか?だったら、1秒に1つずつ地道に数えていっても100秒ですみますが、2021番目ですと30分以上かかってしまいます。計算方法をマスターしておきましょう。
 4つごとに同じ数が繰り返されていることがわかります。□番目の□を4で割ったときのあまりで分類することが大切です。5や8や6や9を÷4するのではないので注意しましょう。


 2021÷4=505あまり1より、答えは5です。

【直前チェックポイント第1位 樹形図を書くときは、特徴的な位から、小さい順に書き出すようにしましょう!】
問題: 0、3、5、8と書かれたカードが1枚ずつ、計4枚あります。このうちの3枚を使って、3けたの整数を作るとき、偶数は何通りありますか。

 樹形図を書くときに、100の位、10の位、1の位と書いていくよりも、1の位、100の位、10の位というふうに樹形図を書くとよいです。
 1の位は偶数なので0か8という制限があります。100の位は0以外という制限があります。こういった制限のある位から樹形図をつくっていくのがコツです。10の位の数字については特に制限がないので後回しにします。
 最後に、書き出すときの注意点をあげておきます。たとえば、小学校で整列するとき、身長の低い順に整列すると、だれが欠席しているかわかりやすいですよね。場合の数で書き出すときにも、数字が小さい順に書き出すというルールで書き出すと重複やもれがなくなります。 

 

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