No.1216 来春2023年4月開校 芝国際中学(塾対象学校説明会レポート)

今年11月完成予定の校舎外観1(筆者撮影)

実施日:2022年9月15日(木)

今回の内容は以下の3点です。
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1. 2023年4月開校の芝国際中学とは!?
・様々な分野から結集したプロ集団による新しい学校づくり
・真のグローバル教育を目指す
2.2023年度中学入試要項のポイント
・4つのコースについて
・合格のチャンスが広がる様々な入試制度(複合判定方式、特色面接、スライド合格制度)
3. 榎並校長先生のお話
・3つのスピリット 
・垣根のない世界をつくる
・3つの約束 
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1. 2023年4月開校の芝国際中学とは!?

【様々な分野から結集したプロ集団による新しい学校づくり】

 芝国際中学は、東京女子学園から共学化して2023年4月に開校する新しい学校です。創設にあたって、これまでにも学校立ち上げに関わってこられた先生など、様々な分野でプロフェッショナルな経験を持つメンバーが結集しています。
 芝国際中の初代校長となる山崎達雄先生は宝仙理数インター中高、かえつ有明高校の立ち上げに関わってこられました。また、開校準備室室長の小野正人先生は東京都市大学付属中学校・高等学校校長、村田女子高等学校(現広尾小石川中学高校)の校長を歴任された国際生・帰国生教育の第一人者です。東大寺学園で25年間数学教師を務められた布村浩二先生は、「芝国際東大・京大・医学部進学プロジェクト」のスーパーバイザーとして招かれています。 
 また、起業家精神を養成する「アントレプレナーシップ」の授業テキストの作成には、Google本社での勤務経験を持ち、アントレプレナーシップのパイオニアと呼ばれる石角友愛氏が参加するなど、実践的な指導のための人材選びが積極的に行われています。
 そしてぜひ触れておきたいのが、前の鴎友学園女子中学高校である吉野明先生がアドバイザーをされている点です。吉野先生は東京女子学園に在校する生徒達が、環境が変わっても引き続きのびのびと学校生活を送れるように、女子校教育での経験を活かして生徒達を守って行きたいとお話しされていました。
 在校生の状態もケアしながら、最先端の教育を実践するための新しい学校を作って行きたいという先生方の熱い想いが、説明会を通じて強く伝わってきました。

【真のグローバル教育を目指す】

 芝国際中が目指す教育のトピックは真のグローバル教育の実現にあります。「世界に貢献する学び」の理念のもと、サンフランシスコ修学旅行(高2対象)、3週間のタスマニア研修(中3・高1対象)、3か月のタスマニア留学(高1・高2)など海外での研修や留学制度が充実しています。
 そして最大の特徴は、日本唯一のサイエンス・インターナショナルスクールである「ローラス」との提携です。今年11月に完成する新校舎にはローラスの生徒が約1000名通学する予定です。同じ校舎にインターナショナルスクールが入るケースは全国的にも珍しく、ローラスの生徒達と学校行事などを共にする時間は、生徒達が言葉だけではない真のグローバル意識を養う貴重な機会になるでしょう。

今年11月完成予定の校舎外観2(筆者撮影)
全12階で屋上にはテニスコート、フットサルコートが設置されます。

学校説明会の情報はこちらのHPでご確認ください。

2.2023年度中学入試要項のポイント

【4つのコースについて】

 芝国際中では一般生入試に本科Ⅰ類、本科Ⅱ類、国際生入試にADVANCED、COREの計4つのコースがあり、募集定員は合計で85名+若干名となります。本科Ⅱ類とⅠ類の違いは目指す大学の偏差値レベルにあり、Ⅱ類は国公立・早慶を目指すコースになります。国際生のADVANCEDとCOREではADVANCEDの方がより高い英語力が求められます。11月・12月の国際生入試には帰国3年以内などの受験資格がありますが、2月の国際生入試ではそうした資格は問われません。また、2月のCORE入試は試験科目が一般生と同じ算国理社(2/1午前には適性検査型もあります)です。

【合格のチャンスが広がる様々な入試制度】

 芝国際中の一般入試では、以下のような入試制度があり、受験生にとって様々なかたちでの合格のチャンスが提供されます。

・複合判定方式
いわゆる2科・4科入試(算数・国語である割合まで合格を出し、残りを4科で判定)ではなく、受験科目を選択するのですが、4科で受験した場合は、4科だけでなく、算数・国語でも判定してもらえます。理科・社会で失点してしまっても、算数・国語の判定で合格のチャンスが与えられるのです。2/1午後の特待入試では、選択科目が①算数・国語・理科・社会、②算数・国語、③算数・理科、④算数と4つありますので、4科受験をすれば4回の判定のチャンスが与えられます。また2/2午後・2/3午後の特待入試では、算数・国語と算数から選択しますので、算数・国語で受験した場合は2回のチャンスとなります。

・特色面接(2/5午後)
 2/5午後の特待入試では、算数・国語の科目入試に加えて、10分間の自己PRをする「特色面接」が実施されます。英語でもダンスでも自分の得意分野を披露する場となり、プレゼン資料や動画の持ち込みが可となります。ただし、面接に時間がかかるため、すべての入試の終了時間が19時頃になる可能性があります。

・スライド合格制度
 第一志望のコースに届かなかった場合、第二志望以下のコースの合格基準を超えていれば、そちらで合格できる「スライド合格制度」が設置されています。Ⅱ類→Ⅰ類、または希望によっては、Ⅱ類→国際生CORE→Ⅰ類の3段階のスライド合格があります。

 その他、複数回受験加点制度もあります。

2023年度募集要項の詳細はこちらをご覧ください。

3. 山崎校長先生のお話

 山崎校長先生からは、学校が目指す教育について、以下のお話がありました。

【3つのスピリット】

 芝国際中では、最先端を目指しながら生徒一人一人の豊かな人生を実現するための教育を目指しています。そのための3つのスピリットとなるのが、「挑戦・行動・突破」です。常に新たな領域にチャレンジする精神を持ち(挑戦)、周りの動きを待つのではなく、自ら行動を起こし(行動)、いかなる壁を前にしても自ら考え、答えを出す(突破)。そうした理念のもとに生徒一人一人の可能性を広げて行きたい、との強い想いを話されていました。

【垣根のない世界をつくる】

 いま世界で悲しい戦争が起こるのは、その根本に垣根や、違いを強く意識する精神があると、校長先生は話されていました。芝国際中では互いの個性を尊重し、違いを感じずに日々を送れるような環境をつくりたい。その象徴となるのが、ローラスインターナショナルとの提携となります。東京女子学園中高の生徒、ローラスインターナショナルの生徒たちと垣根のない生活を営んで行くことで、男子・女子の違い、言葉の違いを意識しない精神を育んで行きたいとのことでした。

【3つの約束】

 目指す教育環境を実現するために、3つの約束が挙げられました
・生徒の誕生日会を校長先生主催で行う。
・中学1年の間は、担任、副担任から保護者の方々へ月1回、電話かZoomで連絡をする。
・保護者の皆さんと校長先生が直接懇談できる場をつくる。

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