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中等部門(筆者撮影)
実施日:2023年4月19日(水)
今回の内容は以下の5点です。
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1. 2023年度中学入試結果について
・データから見る2023年度入試
・科目別「差がついた問題」
2.2024年度入試要項について
3. 青山学院中等部の教育が目指すこと
・多様な人々が集う環境でクリエイティブな人材を育てる
・青山学院中等部教育の3つの特徴とは
4.青山学院の一貫教育と取り組み
・初等部からの入学者との関係
・「教科センター方式」の導入
・大学との連携
・内部推薦について
5.今後の日程
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・入試は男子・女子別に合格者を上位者から合計得点で出します。科目ごとの足切りはありません。
・入学定員は男子女子とも128名。このうち初等部から男子61名、女子62名が入学したため、受験入学者数は男子が67名、女子が66名でした。
・志願者数は男子が410名で昨年から2名増、女子は563名で昨年から17名増です。
・男子、女子別のデータは以下の通りです。
・補欠については、合格発表の時点で男子、女子ともに10名ずつ発表します。補欠合格の電話連絡はまず発表した10名に行い、10名を超える場合には順に補欠該当者に電話をします。電話は遅くとも2月28日までとしています。
2021年度、2022年度は男子、女子とも最初に発表した10名全員に電話連絡できなかったのですが、2023年度は補欠合格が多く、10名には全て連絡し、さらにそれを超えて電話をすることになりました。
・2023年度は合格者の歩留まり率が男子52.7%(過去3年平均57.2%)、女子54.7%(過去3年平均65.9%)と、男子、女子とも低くなりました。
・入学辞退者の進学先について、把握できている限りでは男子・女子とも慶應附属校が多く、男子は慶應中等部に6名、慶應普通部に2名、女子は慶應中等部に6名が進学しました。
例年、明大明治への進学者が多いのですが、2023年度には同校への進学者の報告はありませんでした。
・点数のデータは以下の通りです。※4科目合計300点満点です。
合格者と受験生全体の得点で大きな差がついた問題は以下の通りです。
《算数》
大問4縮尺と単位
大問5比の文章題
大問6つるかめ算
大問7食塩水の濃度
大問10規則性
大問11平面図形(面積)
※合格者でも正答率が低かった問題
大問9流水算
大問14立体図形(水深変化)
《国語》
大問1(5)漢字「帰属(きぞく)」の書き取り
大問3(2)(6)の選択肢問題、(5)の抜き出し問題
大問4(6)①②④の抜き出し問題、③の記述問題
大問5(1)のことわざを答える問題、(5)の選択肢問題
《理科》
大問1(1)月の動き、(3)シリカゲルの性質、(5)大きな数の表し方
大問3(4)②「暑さ指数」の計算
大問4(1)(2)(3)(5)力のつり合い
大問5(1)(2)(3)(4)①②空気の成分、温度変化
《社会》
大問1問6「千駄ヶ谷」付近の昔と今の変化
大問2問2ウクライナ侵攻の世界的影響
大問4問2「日米修好通商条約」について、問3「五街道」について
大問5問4(3)(4)人権と差別撤廃
要項はまだ確定していませんが、基本的には2023年度からの大きな変更はない方針とのことです。
渋谷のビル群が背景となるグラウンド(筆者撮影)
・青山学院キャンパスは、幼稚園から大学まで様々な年齢層が集まり、世界中からの留学生も多く、さらに多様な分野で活躍する先輩とのつながりもあります。年齢、性別、国籍を超えた様々な才能を持った人々が集まる場である青山学院キャンパスは、生徒の皆さんをクリエイティブな人間へと育てる環境と言えます。
・青山学院での教育をさらに充実したものとするために、2017年に本校舎を。2019年に礼拝堂、メディアセンターなどを新設しました。
・青山学院中等部では、自由な校風を大切に、特にキリスト教で言う賜物(能力・才能)を 育てることを重んじています。中等部の3年間で、それぞれの得意分野に出会い、それを伸ばし、他者のため、平和な世界の実現のために活かして欲しいとの想いを持って教育にあたっています。
・中等部教育の3つ特徴は以下の通りです。
1.キリスト教の精神にもとづいて愛と奉仕の精神をもって社会に貢献する人物を育成する。
キリスト教教育の中心は、毎日、2時間目と3時間目の間に礼拝堂に全校生徒が集まって行われる15分の「礼拝」にあり、生徒たちは礼拝を通して自らの内面に向き合っています。
2.長期的な視野で見据えた教育を行う。
大学まで進むことのできる一貫教育のメリットとして、次なる目標として大学受験に打ち込むのか、自分と向き合い、自分の才能を伸ばすことに中高6年間を使うのか、どちらを選ぶのか生徒にじっくりと考えさせるようにしています。
また、「より早く先に進む教育」ではなく、「より深く学ぶ教育」を重視しています。具体的にはアクティブラーニングやプレゼンテーションが積極的に取り入れられています。
3.平和な社会に貢献する「サーバントリーダー」を育てる。
キリスト教における「地の塩、世の光」となる教育を重視しています。「地の塩」とは、一見目立たないようで他を引き立たせる存在となること、「世の光」とは暗い闇を照らす光のような存在となることを意味します。
他者や平和の世界の実現のために謙虚に貢献する「サーバントリーダー」になって欲しいとの想いで教育を進めています。
メディアセンター(図書館)(筆者撮影)
・青山学院中等部には、初等部からは約120名、中学受験で男女合わせて約140名が入学し、合計32名×8クラスと編成となります。
・初等部から入学してきた生徒との関係ですが、部活はもちろん、体育祭・文化祭などの様々なイベントが催され、また、初等部出身者が「礼拝」の進め方を詳しく教えてくれるなど、絆を深める場が多くあるので心配はないとのことです。
・初等部では英語が1年生から6年生まで授業に組み込まれており、中等部で初めて英語を学んで差が埋まるのか心配されるかもしれませんが、中1の1学期は別の授業で、その間にしっかり英語教育を進めるので安心して欲しいとのことでした。
・2017年の新校舎建設により、教室を一般的に多く見られる横並びの配置ではなく、カタカナの「ロ」の字型に配置し、生徒が授業に合わせて教室を移動する「教科センター方式」の教育が取り入れられました。
この方式により、生徒が教師を待つ授業ではなく、自分から向かって行くかたちになり、科目に特化したメディアスペースにおかれた教材に触れられるなど、生徒たちは様々な刺激を受けながら授業を受けられるようになっています。
・放課後に青山学院大学に通う卒業生たちが勉強のサポートをしてくれる「スタディルーム」が設置され、ランチタイムには海外からの留学生たちと触れ合う機会も設けてられています。先輩たちとのコミュニケーションを通じて、大学生像をより鮮明にイメージすることができ、海外の生徒たちと話し合うことで国際的な視点も養えるという青山学院ならではの取組みが行われています。
・中等部から高等部へは在校生の95%が高等部へ推薦入学しています。内部推薦は主に3年間の評定と学力テストの結果で判定されます。他校受験をする場合には、高等部内部推薦は辞退となります。
・高等部から青山学院大学に内部推薦する場合も、他大学を受験する場合には内部推薦は辞退となります。高等部在籍者の約85%が青山学院大学に進学しています。内部推薦は3年間の成績や3年次学力テストの合計点で判定されます。各学部への推薦枠があり、学部により特に重視される科目がある点が特徴的です。
・第1回 学校説明会 6/17(土)
・第2回 学校説明会 9/16(土)
・第3回 学校説明会 10/14(土)
※人数制限の有無などは学校HPで確認してください。
・東京私立中学合同相談会 5/21(日) 東京国際フォーラム
※詳細はこちらをご覧ください。
・受験なんでも相談会 7/1(土) 新宿三角広場
※詳細はこちらをご覧ください。
・日能研私学フェア 7/2(日) 上智大学
・東京都私立学校展 8/19,20(土,日) 東京国際フォーラム
・中等部祭 11/11,12(土,日) 一般開催かどうかは必ず学校HPでご確認ください。
校舎外観(筆者撮影)
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