No.1335 難化を極める頻出テーマ「家族関係」の新たな定番パターンを学習できる一冊!『つぎはぐ、さんかく』菰野江名 予想問題付き!

amazon『つぎはぐ、さんかく』菰野江名(ポプラ社)

 第11回ポプラ社小説新人賞(2021年)を受賞した作品です(受賞時のタイトルは『つぎはぐ△』でした)。過去に同賞では、2021年度入試海城中、市川中、東邦大東邦中などが出題した『水を縫う』、そして2023年度入試麻布中、渋谷教育渋谷中、浦和明の星中などが出題して大きな話題となった『タイムマシンに乗れないぼくたち』といった作品の著者である寺地はるな氏『ビオレタ』第4回(2014年)新人賞を受賞しています。
 本作品は、最近の中学入試物語文で難化の一途をたどる頻出テーマ「家族関係」を描いたもので、血の繋がらない三人の兄弟が悩みもがきながら絆を深めて行くといった、小学生が理解するには難度の高い設定ではありますが、読んでいる側が心に痛みを感じるような登場人物たちの切実な心の動きが細やかに描写されており、来年度入試で多くの学校の注目を集めること必至です。特に、心情を表す難しい語彙が多く見られ、複雑な人間関係を題材としている点で、上位難関の男子校・共学校での出題が予想されます。

【あらすじ】

≪主な登場人物≫
橘ヒロ(たちばなひろ:24歳の女性。ハワイの「ヒロ」という地で生まれ、母親と祖父母と暮らしていたが、6歳の時に日本人である父親を訪ねて、母親に連れられて日本に来たところ、父親が既婚者であることが判明する。父親の認知を受けて日本人となるも、母親に手離され、『よつばの家』という施設に預けられた。現在は兄の晴太、弟の蒼と暮らしながら、総菜とコーヒーの店を営んでいる。)
黒宮晴太(くろみやはるた:25歳。6歳まで『よつばの家』で暮らしていたが、会社の後継者を求める黒宮慎司に養子として引き取られる。その後、黒宮の本妻に子どもができたことで、黒宮家を離れ、ヒロと蒼と三人で暮らすようになる。ヒロと共に店を経営している。)
黒宮蒼(くろみやあお:15歳の中学3年生。黒宮慎司と血は繋がっているが、黒宮の本妻とは別の女性との間に産まれた。晴太と同じく、本妻に子供ができたことで、黒宮家から離れて暮らすようになる。)
黒宮慎司(くろみやしんじ:大手食品会社の代表。会社の後継者を得ることを第一に考えている。家を離れた晴太と蒼には多額の養育費を払い続けている。)
田所優子(たどころゆうこ:ヒロたち家族の近くに住み、三人が幼い頃から世話をしている。小料理屋を営み、ヒロに料理を教えてきた。)

≪あらすじ≫
 総菜とコーヒーの店「△(さんかく)」を営むヒロは、兄の晴太、弟の蒼と暮らしています。ヒロと晴太、蒼は誰も血が繋がっていません。晴太と蒼の父親である黒宮慎司から多額の養育費を支払われてはいますが、子供を自分の跡取りとしか考えていない父親に、ヒロと晴太は強く反発しています。厳しい境遇に育った三人ですが、世話を焼いてくれる優子、温かく見守る店の常連たちの存在もあり、兄弟として支え合いながら生活を送っていました。ところが蒼が中学を卒業した後に、寮のある専門学校に入学し、家から出ると言い始めます。激しく動揺するヒロとそれを支える晴太でしたが、蒼が突然行方知れずになってしまいます。数日後、何の前触れもなく家に帰って来た蒼の口から出た言葉は、「ヒロの母さんに会ってきた」でした。蒼はヒロと晴太に何も告げずに、ヒロの生まれ故郷のハワイに行っていたのです。

【中学受験的テーマ】

 この作品の中学受験的テーマは「家族関係」です。そして「苦境に向き合う」というテーマも含まれています。それぞれに過酷な環境で生きてきたからこそ、血は繋がっていないながらも深い絆で結ばれた三人の兄弟が、それぞれの過去に向き合い、時に傷つき、激しく動揺しながら、家族として互いへの想いを深め、家族に対する考え方を変化させて行く様子が、細やかな筆致で描かれています。特に主人公のヒロが自らを振り返る場面での心情描写は、ヒロの心の痛みがストレートに伝わる切実さに満ちていて、読んでいて胸が締め付けられるような感覚になります。本年6月3日配信のメルマガNo.1323「難化・複雑化が止まらない重要テーマ「家族関係」を読み解く力がつく一冊!『真昼のユウレイたち』岩瀬成子 予想問題付き!」でも触れましたように、最近の中学受験物語文における「家族関係」をテーマとした作品は描かれる家族のかたちが多様化し、その内容は著しく深化、難化しています。本作品も三人ともに血の繋がらない兄弟の家族愛という、典型的な家族関係とは大きく異なるパターンを題材としていて、小学生のお子様方には、想像することも難しい設定ですが、登場人物たちの心情が丁寧につづられていますので、家族関係という頻出テーマの中でも、特に難度の高いパターンを学習するのに格好の教材と言えます。

【出題が予想される箇所】
P.200の12行目からP.219の12行目

 蒼がヒロと晴太に黙って、ヒロが生まれた地であるハワイに行ってきたことを明かす場面です。激しく動揺するヒロと晴太が、蒼がヒロの生まれ故郷に行った理由を聞いて、家族としての自分たちのあり方を考え直す、物語を通しても重要な場面です。ヒロにとって生まれ故郷がどのような場所であったのか、親がどのような存在であったのかをつかんだうえで、ヒロの家族に対する想いがどのように変化して行くのかを理解することがポイントとなります。

≪予想問題1≫

 

P.210の14行目から15行目に「言葉が詰まる。喉がひりつき、マグカップを握りしめる。まだ熱いカップが手のひらを焼き、ちりちりと痛む。」とありますが、ここでのヒロの様子を説明したものとして、最も適切なものを次の中から選び、記号で答えなさい。

ア.いくら言葉で説明しても、自分の過去について見て見ぬふりをしてきたことの真意は、蒼には伝わらないであろうという諦めの気持ちを抱いている。
イ.自分の過去について話すことで、過去には触れないと誓い合ってきた晴太の気持ちを踏みにじってしまうのではないかという強い不安にかられている。
ウ.自分の過去ではあるが、それをこれまで記憶の奥底にしまい込み、向き合おうとしてこなかったため、言葉にすることへの不安と緊張感にさいなまれている。
エ.これまで何とか触れずにやってこられた自分の過去を、言葉にしなくてはならなくなったことで、きっかけをつくった蒼に強い憤りを感じている。

 

≪解答のポイント≫

 弟の蒼が自分の生まれ故郷であるハワイに行った理由が、蒼の口から明かされたことを受けて、ヒロが自分自身の過去を語り始めたときの様子が問題となっています。
 蒼が明かした理由とは以下のような内容でした。

「おれ、なんにも知らなかった。ヒロがなんで日本に来たのか、どうやって大人になったのか、わかってたつもりで、考えたことなかった」(P.209の5行目から6行目)
「ヒロのことが知りたかった」(P.209の14行目)

 【あらすじ】にもありますように、ハワイで生まれたヒロは6歳の時に母親に連れられて父親である人物に会いに日本に来ましたが、父親が他の女性と結婚していたことから、家族として両親と共に暮らすことなく、日本の施設に預けられます。
 ヒロがハワイに住む母親に抱く感情は以下の表現に見ることができます。

私も母のことはよく覚えている。常に意識の底に沈んでいて、時々浮かび上がってきた。鍋底の焦げ跡みたいに、洗ったはずのそれがいつまでたっても消えないように、しつこく、こびりついている。(P.203の17行目からP.204の2行目)

 「意識の底に沈んでいて」や「鍋底の焦げ跡」といった表現から、母親に対する感情が決して肯定的なものでないこと、そしてその記憶にヒロがあえて向かい合おうとしてこなかったことが読み取れます。
 そして、父親である人物に対して、ヒロは以下のように語っています。

「私の父親は日本人で、だから日本に連れてこられたけど、私にも、どうしてそうなったのかちっともわからないの。誰も教えてくれなかったし、私も知ろうとしなかったし。」(P.210の8行目から9行目)

 そんな父親との関係を象徴的に表す、ある物が、問題該当部の直後に以下のように現れます。

まだ、どこか遠くからツーと無機質な電子音が耳鳴りのように聞こえてくる。(P.210の15行目から16行目)

 無意識に耳の奥に聞こえてくるこの音の正体を、この直後にヒロは認識します。

不意に気付く。頭の中を満たすこの電子音は、電話が切れたあとの音。(P.211の12行目)

 この電子音は、ヒロが父親の連絡先として知らされていた電話番号に、それが繋がらないことを確かめるために電話した際の、不在通知の機械音声だったのです。「吐き気がするほど緊張」(P.211の15行目)して電話したヒロは、電話が繋がらなかったことで激しい脱力感とむなしさを抱いたのでした。そのときの想いをヒロは以下のように語ります。

私にとってそれは、ある種はじまりの合図みたいなものだった。(P.212の3行目から4行目)

 ハワイに住む母親に日本に置いておかれ、父親である人物とも繋がりがなくなったヒロにとって、晴太と蒼との生活だけが唯一の居場所となり、電話の機械音が、そのはじまりの合図となったのです。
 兄である晴太はヒロの過去を詳しくは知りませんが、それでもヒロにとって受け入れられないものであることを感じ取っています。以下の表現に晴太の心情が見て取れます。

「それでまた、なんで」
晴太の視線がこめかみあたりにぶつかり、私に遠慮している気配が感じられた。私が一番聞きたがっていることを代わりに口にしていいか迷っているのだ。
「―なんで私の母を見に行こうと思ったの」(P.208の13行目から16行目)

 蒼がヒロの母親に会いに行くという理由を聞くことが、かえってヒロを傷つけるのではないかと晴太が気づかっていること、それをヒロが感じ取っていることが読み取れます。
 晴太とヒロにとっては、過去は知らないままにしておきたいことなのですが、この点については、次の≪予想問題2≫で詳しく触れます。
 ヒロにとって、ハワイに住む母親、会うことがなくなった日本人の父親との過去について振り返るのは大きな心の負担を生むものであることを踏まえて、選択肢を見てみましょう。
 まず、選択肢のエですが、過去を振り返りたくないとはいえ、そのことで蒼に対して憤りを感じている描写は文章中に見られませんので、不適切となります。選択肢のアですが、ここでのヒロは自分の真意を蒼に伝えたいという気持ちには至っていません。これまで過去に向き合おうとしてこなかっただけに、過去を振り返るという行動そのものに不安と緊張感を抱いていて、蒼が理解できるかどうかまで考える余裕はないと言えます。同じく、選択肢のイでも、晴太が自分を気づかってくれていることをヒロが理解をしていても、ここで晴太を裏切るかどうかまで考えを及ばせていることができるとは読み取れず、また、過去に触れないでいることについて「誓い合った」という表現も見られません。選択肢ア、イともに当てはまりませんので、正解はウとなります。

≪予想問題1の解答≫

 

≪予想問題2≫
P.219の11行目から12行目に「でも私は体の外に出た涙の分だけ軽くなった身体で、頷くことができた。」とありますが、ここでヒロが頷くことができた理由を、100字以内で詳しく説明しなさい。句読点も一字として数えます。
≪解答のポイント≫

 まず、「ヒロが頷く」という行動の意味するところから確認しましょう。この場面で、以下のような蒼の言葉に対して、ヒロが頷いた、つまり蒼の意向を認めたということになります。

「専門を出たあとは、もしかしたら、あっちの家に住まわせてもらうかもしれない。ちょっと前にあのおっさんに話をつけてきたから」(P.219の3行目から4行目)

 ここで蒼が言う「あのおっさん」とは、蒼の父親である黒宮慎司のことで、専門学校を卒業した後は、父親のもとに住む可能性がある、との意思表示を蒼がしたことになります。
 このことが、受け入れがたい内容であることは、以下のヒロの様子から読み取れます。

蒼が黒宮家のあの巨大な門扉の前に立ち、やがて吸い込まれるように消えていく。その様子を思い描くとみぞおちの奥はひきつるように収縮する。(P.219の10行目から11行目)

 同じく以下の晴太の様子から、晴太にとっても黒宮慎司という人物が憎悪とも言える対象となっていることがわかります。

「おれがどんなつもりで、あの人を」
ぽろぽろっと水が落ちた。透明の玉が晴太の頬を転がった。
「あの人を、父さんなんて呼んでるか、おれ以外には絶対わからない」(P.212の17行目からP.213の2行目)

 本妻との間に子どもが生まれたことで、養子である晴太、奥さん以外との女性の間に生まれた蒼を別宅に住まわせて、養育費を振り込むこと以外、親として自分たちと一切接点を持とうとしなかった黒宮慎司という人物を許せないこと、その人物のもとで大事な弟である蒼が暮らすことなど到底認められないことが、ヒロと晴太の様子から強く伝わってきます。
それでもヒロは、蒼の意向を認めるようになりました。
 その変化がなぜ起こったのか。ヒロは何をきっかけとして考え方を変えるようになったのかを把握することがこの問題を解くにあたっての肝となります。
 それを探るにあたり、問題該当部と同じ趣旨の表現がこれより前の以下の部分で見られますので、チェックしておきましょう。

はらはらと落ちる涙がテーブルに滲みていくごとに、私の中の澱(おり)は澄んで、体も軽くなっていく。(P.218の10行目から11行目)

 この部分に呼応するのが、問題該当部の「体の外に出た涙の分だけ軽くなった身体」という表現です。ちなみに「澱」とは、「水の底にたまったかす、よどみ」という意味です。その澱が「澄んで」とされていることから、この時点ですでにヒロの考え方は変化していると読み取れます。
 そこで、この部分の少し前に目を向けると、ヒロの変化を知るうえでポイントとなる以下の部分に行き着きます。

はっとして、私は気付く。(P.217の14行目)
三人でいること以外を受け付けない私の頬を叩き、目をこじ開けさせ、変化の先にあるものを見せるために。それが何か今はまだわからなくても、かならず存在することも蒼は知っていた。(P.217の15行目から17行目)

 最初の「はっとして、私は気付く」はヒロの心の変化を知るための、重要な誘導となる表現ですので、見逃さないようにしましょう。この部分をとして、ここに至るまでのヒロの心情の流れを探って行きます。

 ≪予想問題1≫にもありました通り、ヒロは自分の過去について振り返らず、また知らないことには目を向けず、「知らないでいること」に重きを置いていました。
 同じく晴太も、以下のような発言をするように、知ることに背を向けてきました。

「余分な本当のことはなくていいんだよ。知りたくないんだ。知るのが怖い」(P.214の6行目から7行目)

 ヒロの以下の言葉から、ヒロも晴太も、蒼との三人の家族としての生活を成り立たせるために、あえて知るべきでないことは知らないままにしておいたことがわかります。

私たちは巧妙に知り過ぎることを避け、バランスを取っていた。(P.214の12行目)

 ともに親から手離されて育ってきたヒロと晴太にとっては、蒼との三人の生活こそが唯一の居場所であり、それを何としても保つためには、自分たちの過去の出来事などは受け入れたくない、受け入れられないと考えることを避けられなかったと読み取れます。
 そんな二人に蒼が突きつけたのは、「ヒロのことが知りたい」という素直な気持ちでした。そして、蒼は以下のように語ります。

「おれが行っても仕方のないところだったんだ。あそこがどういう場所なのかは、多分ヒロにしかわかんねーのに」(P.216の7行目から8行目)

 中学3年生の男子らしい、乱暴な言い方ではありますが、この言葉を受けたヒロは、以下のような想いに至ります。

そうか。私のことは結局、私だけが受け入れて引き受けて背負っていくのだ。(P.216の12行目)

 そして、これまで蒼を手離したくないという想いに支配されていた自分を振り返り、以下のように想いを吐露します。

蒼はこれから自分で、自分を手に入れていくのだから。当然私の一部になるわけがない。もちろん晴太のそれにだってならない。(P.216の16行目から17行目)

 互いに寄り添って生きて行くのではなく、「私たちが一人ずつ私たちなこと」(P.217の1行目)が重要であると、ヒロが気づいたことが読み取れます。
 そこで蒼は、さらに以下のように語ります。

「おれはおれのことを知りたい。それからおれたち三人以外のことも知りたい。大人になったときに太刀打ちできるように」(P.217の8行目から9行目)

 この蒼の言葉を受けてヒロは、三人それぞれが自分のことは自分で向き合い、さらに世界を広げること「いつかまた三人で暮らせるように」(P.217の13行目)なるために必要であると気付かされるのです。
 この直後に、先程挙げましたポイントの部分()が続きます。
 自分の一部として、自分が守るべき存在と思っていた弟の蒼に、家族としての在り方について核心を突かれたヒロの姿は、まるで息子の成長を目の当たりにする母親のようでもあります。それもまた、親から手離され、互いに支え合いながら生きてきた三人の関係だからこそ醸成された姿であると言えるでしょう。

 解答を作る際には、ヒロの家族に対する考え方の変化を詳しく説明したうえで、理由を聞かれていることに気をつけて文章を構成しましょう。
 今回のように人物の考え方、心情の変化を答える際には、まず問題該当部の前後でポイントをなる部分(今回であればの部分)を見逃さずにチェックして、そこに至るまでに人物に起きた変化を順に整理して行くといった目的をもって、広い視野で文章を見渡すことを強く意識しましょう。

≪予想問題2の解答例≫

 家族の未来のためにも、お互いを知り、世界を広げることが必要であるという蒼の言葉を受けて、家族が寄り添って生きるのではなく、それぞれが独立して自分の生き方をつかむべきであると考えるようになったため。(98字)

【最後に】

 今回ご紹介した場面は本作品の中でも、三人の兄弟がそれまで覆い隠していた心の内を明かし、気持ちをぶつけ合う、終盤のクライマックスと言える名シーンです。物語の始まりは、総菜屋を営む家族の何気ない日常が温かなトーンで描かれていて、ヒロと晴太が夫婦であるかのようにも感じられます(実際にそのように誤解する人物が出てきます)。そこから物語が進むにつれて、三人の真の関係、それぞれが生きてきた境遇が明かされ、互いの想いをぶつけ合うことで、最後には三人それぞれが未来を見据えるという展開へとつながって行きます。本作品を読んでいると、そうした絶妙の構成に引き付けられ、気が付くと登場人物たちの心の痛みが徐々に読み手の心の中にしみ込んで行く、という感覚を抱かされるようになります。複雑な人間関係ではありますが、本作品の三人の兄弟の姿は、頻出テーマ「家族関係」の新たな定番パターンと言っても過言ではないでしょう。それほどまでにこのテーマは難化しているのです。長編作品で読みやすいとは言えませんが、細やかな心情表現、そして美しい言葉の数々に触れられる貴重な一冊です。ぜひ多くの受験生の皆さんにこの作品の世界観を味わい、家族関係の新たなパターンを習得して頂きたいです。

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