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埼玉県の学校の入試に続き、千葉県の学校の入試もスタートしました。今回は速報第1弾として配信しました1月18日配信メルマガ『1月校の時事問題と国語出典まとめ第1弾!』の続報として、新たに分析対象とした学校について、社会の時事問題と国語の出典につき出題された内容をお知らせします。時事問題については、2月に入試がある学校でも同じような問題が出される可能性がありますので、ぜひ第1弾と合わせて参考にしてください。
第2弾で対象となるのは、以下の学校の入試です。
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栄東中:東大特待Ⅰ(1/12実施)、B日程(1/16実施)、東大Ⅱ(1/18実施)
市川中:第1回(1/20実施)
東邦大東邦中:前期(1/21実施)
渋谷教育幕張中:1次(1/22実施)
国府台女子中:推薦入試(12/1実施)、第1回(1/21実施)
昭和学院秀英中:午後特別(1/20実施)、第1回(1/22実施)
立教新座中:第1回(1/25実施)
専修大学松戸中:第1回(1/20実施)、第2回(1/26実施)
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まず、メルマガ第1弾、第2弾で分析対象とした入試問題を総括して、複数校で出題対象となった以下のテーマについては、2月の入試でも出題される可能性が高いと言えますので知識の整理をおすすめします。
・G7広島サミット
・日本の男女平等を求める動き
・こども家庭庁
・大阪万博
[このテーマを出題した学校]
大宮開成中(第1回)、淑徳与野中(第1回)、浦和明の星中(第1回)、東邦大東邦中(前期)、専修大松戸(第1回・第2回)
◇大宮開成中(第1回)⇒ 日本の過去の開催地を選ばせる問題、海外の開催地を選ばせる問題、かつてのG8から外れた国として「ロシア」を答えさせる問題が出されました。
◇淑徳与野中(第1回)⇒ G7サミットの開催地「広島」を答えさせる問題が出されました。
◇浦和明の星中(第1回)⇒ G7サミット参加国についての説明で誤った内容を選ばせる問題が出されました。
◇東邦大東邦中(前期)⇒ G7加盟国を、TPP、APEC、EUの枠組みに当てはめて答えさせる問題が出されました。
◇専修大松戸中(第1回・第2回)⇒ 第1回では「G7サミット」を素材とした大問で、以下の問題などが出されました。
・開催地「広島」を書かせる問題
・「サミット」を書かせる問題
・G7にあてはまらない国を選ばせる問題
・現在の国連事務総長の名前を選ばせる問題
・ウクライナの地図上の位置を選ばせる問題
第2回では、ウクライナのゼレンスキー大統領の名前を書かせる問題が出されました。
G7サミットについては、分析対象13校中すでに5校での出題が確認され、専修大松戸中では大問での出題でした。全般にG7加盟国、サミットの開催地といった基本知識を答えさせる問題が目立ちました。
その中で特徴的だったのが、東邦大東邦中の大問です。広島市教育委員会『ひろしまへいわノート~いのち・しぜん・きずな~』(旧版)の中で、漫画『はだしのゲン』が使用されている部分を素材文として、広島について、戦時中の食料供給について、平和主義についてなど、多岐にわたって小問が出されました。その中には、この後に触れる「子ども(児童)の権利条約」、「こども家庭庁」に関する問題も含まれています。今年度の特徴的な問題として話題になる可能性が高いです。
G 7広島サミットについては、2023年6月18日配信メルマガ『次の入試で出る!注目の社会時事予想問題付き(G7広島サミット特集)』で特集を組んでいますので、ぜひ参考にしてください。
[このテーマを出題した学校]
大宮開成中(第1回)、市川中(第1回)、国府台女子(第1回)、立教新座中(第1回)
◇大宮開成中(第1回)⇒「ジェンダーギャップ指数」を答えさせる問題が出されました。
◇市川中(第1回)⇒「日本の国会議員の女性の割合が低いと、SDGsの『貧困をなくそう』という目標の達成が遠ざかる可能性がある理由」について説明させる問題が出されました。
◇国府台女子(第1回)⇒日本での男女平等を求める動きを素材とした大問で、以下の問題などが出されました。
・「ジェンダーギャップ指数」を答えさせる問題
・「選択的夫婦別姓制度」についての正誤問題
・「市川房枝」を選ばせる問題
・「クオータ制」を選ばせる問題
・「男女雇用機会均等法」を答えさせる問題
◇立教新座中(第1回)⇒「性別を理由とした格差」を素材とした大問で、以下のような問題が出されました。
・女子差別撤廃条約が採択された国際連合の機関として「総会」を選ばせる問題
・日本が1985年に女子差別撤廃条約を批准する以前から、日本国憲法24条で男性と女性のどのような本質的平等が記されていたかという内容で、「結婚相手を選ぶこと」を選ばせる問題
・国会での法律案の審議の流れに関する問題
・日本の裁判制度に関する空所補充問題
・男性の育児休業取得の難しさを説明するために必要なグラフを選ばせる問題
世界経済フォーラムが発表した最新の「ジェンダーギャップ指数」で日本が世界125位と過去最低であったことを受けて、日本の男女格差を出題対象とする問題が複数出されました。国府台女子中、立教新座中では大問として出題されています。
「ジェンダーギャップ指数」「男女雇用機会均等法」といった言葉を覚えておくことはもちろんですが、国府台女子中の「選択的夫婦別姓制度」、立教新座中の「女子差別撤廃条約」のように、より深く知識を固めることを求める問題も出されています。関連する知識を総まとめしておきましょう。
また、ジェンダーの観点からは、大宮開成中(特待選抜)で、2023年6月16日に「LGBT理解増進法案」が国会で可決されたニュースを素材として、法案の修正ポイントを穴埋めさせる問題などが出されています。LGBTについては、2023年7月22日配信メルマガ『次の入試で出る!注目の社会時事予想問題付き(入管法改正案成立、LGBT法が施行、「こども未来戦略方針」決定)』で詳しく説明していますので、参考にしてください。
[このテーマを出題した学校]
開智中(特待A)、東邦大東邦中(前期)、国府台女子中(推薦)
◇開智中(特待A)⇒「こども基本法」、「児童(こども)の権利条約」に関する問題が出されました。
◇東邦大東邦中(前期)⇒「児童(こども)の権利条約」についての正誤問題、「こども家庭庁」を答えさせる問題が出されました。
◇国府台女子中(推薦)⇒「こども家庭庁」の設置に関する法案が国会で審議されたことを素材に、法律が公布されるまでの流れについての穴埋め問題などが出されました。
「こども家庭庁」、「こども基本法」については、2022年6月に「こども基本法」が成立したことで、昨年度も時事問題として出題されましたが、2023年4月に「こども家庭庁」が発足したことで、今年度も出題対象となっていますので、知識を整理しておきましょう。
[このテーマを出題した学校]
埼玉栄中(第3回)、開智中(第2回)
◇埼玉栄中(第3回)⇒2025年に大阪府で開催される予定のイベントとして、「万国博覧会」を選ばせる問題が出ました。
◇開智中(第2回)⇒2025年に万博が開かれる予定の都道府県として、「大阪府」を答えさせる問題が出されました。
※ある出来事が起きてから、2023年または2024年で○○年になる、というテーマの問題です。
[このテーマを出題した学校]
国府台女子中(推薦)、渋谷教育学園幕張中(一次)、大宮開成中(特待選抜)、栄東中(東大特待Ⅰ)
◇国府台女子中(推薦)⇒関東大震災の発生から2023年で100年となることから、「自然災害」、「千葉県」に関する大問で以下の問題などが出されました。
・「自然災害伝承碑」の地図記号を答えさせる問題
・火山灰が積もってできた台地が稲作に向かない理由を説明させる問題
・阪神淡路大震災で最も建造物の倒壊被害が大きかった都市を選ばせる問題
・東北地方に属さない県を、都道府県の形から選ばせる問題
・2020年に九州地方を襲った豪雨で氾濫した川として「球磨川」を答えさせる問題
・「やませ」、「ハザードマップ」を答えさせる問題
◇渋谷教育学園幕張中(一次)⇒2004年に営団地下鉄が民営化して東京メトロが発足したことから、民営化についての正誤問題が出されました。
◇大宮開成中(特待選抜)⇒2023年に設立30周年を迎えた「Jリーグ」を素材とした大問で、以下のような問題などが出されました。
・環境保全を目的に、スタジアム等で行われていることを「食器」「交通」を語句指定として説明させる問題
・横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸のホームタウンである横浜、神戸が国際港湾都市として栄えたことから、輸出品目・輸入品目の上位5品目の表から、東京湾、横浜港、神戸港を選ばせる問題
・Jリーグのホームタウンの雨温図から京都を選ばせる問題
・新潟県の伝統的工芸品を選ばせる問題
◇栄東中(東大特待Ⅰ)⇒2024年から100年ずつさかのぼった年に起きた出来事を素材とする周年問題が出され、婦人参政権獲得期成同盟会の結成(1924年)、朝鮮の使節が将軍徳川家光と面会(1624年)、北条泰時が執権に就任(1224年)、聖武天皇が即位(724年)など、13項目が出題対象となりました。
国府台女子中で出題された「関東大震災」については、同校でも大問として出題されたように、日本の災害についてなど重要テーマが多く含まれますので要注意です。「自然災害伝承碑」については、市川中(第1回)でも出題されていますので、地図記号など知識を確認しておきましょう。
関東大震災については、2023年10月27日配信メルマガ『次の入試で出る!注目の社会時事予想問題付き(関東大震災から100年、H2Aロケット47号機打ち上げ、G20ニューデリー・サミット開催)』で詳しく説明していますので、参考にしてください。
大宮開成中で出題されたJリーグは、2015年度の筑波大附属駒場中でも出題されました。ホームタウンに関連した地理分野の問題などが出題されやすいので、要注意です。
◇渋谷教育幕張中(一次)では、2023年の猛暑を粗材とした大問が出されました。市街地で高い気温が観測されやすい理由についての正誤問題、四万十川に架けられている橋の構造上の特徴について説明させる問題、熊谷や浜松が厳密には日本一暑い地点とは言えない理由を説明させる問題など、単なる知識問題にとどまらない難問が多く出されました。国連のグテーレス事務総長の「地球沸騰化」という衝撃的な言葉に象徴される重要テーマですので、知識を確認しておきましょう。
猛暑については、2023年8月24日配信メルマガ『次の入試で出る!注目の社会時事予想問題付き(国連総長「沸騰化の時代」と警告、朝鮮戦争休戦から70年、祇園祭4年ぶり例年通り実施)』で詳しく説明しています。
◇国府台女子中(第1回)では、福島第一原子力発電所の処理水海洋放出を素材とした大問で、世界遺産に登録されていない地域を選ばせる問題、領土、領海、領空についての正誤問題、日本の漁業の漁獲量の推移に関する問題など、多種多様な問題が出されました。
福島第一原子力発電所の処理水海洋放出については、2023年9月27日配信メルマガ『次の入試で出る!注目の社会時事予想問題付き(福島第一原発処理水の放出開始、日米韓首脳会談が開催、BRICS首脳会議4年ぶり対面で開催)』で詳しく説明しています。
◇時事問題ではありませんが、裁判に関する問題が、立教新座中(第1回)、渋谷教育幕張中(一次)、埼玉栄中(第5回)で出されました。渋谷教育幕張中では、日本の刑事裁判を素材に、法廷の正しい見取り図を選ばせるといった難問が出されています。
◇これも時事問題ではありませんが、機関の正式名称とアルファベットの略称の組合せについて、「IAEA=国際原子力機関」(国府台女子中・推薦)、「OECD=経済協力開発機構」(栄東中・A日程1/10)、「WHO=世界保健機関」(専修大松戸中・第1回)と複数の学校で出されていますので、知識を整理しておきましょう。
メルマガ第1弾、第2弾で分析対象とした入試問題を総括しますと、まず説明文では、渋谷教育幕張中(一次)と昭和学院秀英中(第1回)で同じく、『「覚える」と「わかる」 知の仕組みとその可能性』(信原幸弘)からの出題が見られました(文章の場所は異なります)。同じく1/22の試験日に同じ作品が出されるという偶然でしたが、2月の入試でも注目の作品となりそうです。
その他、説明文では、昭和学院秀英中(午後特別)の『創るためのAI』(徳井直生)、浦和明の星中(第1回)の『スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険』(谷川嘉活)、淑徳与野中(第1回)の『SNSの哲学―リアルとオンラインのあいだ』(戸谷洋志)といった、SNS・AI関連の作品からの出題が目立ちました。
物語文では、今年度は昨年度に比べて新作(2022年10月以降の発刊)の出題が少なくなっています。昨年度は新作を出題した浦和明の星中、淑徳与野中、開智中で旧作からの出題が見られました。
そんな中、栄東中は5回の入試すべてで説明文、物語文ともに新作からの出題でした。
現状、複数の学校で出題が見られた作品は、連作短編集『きみの話を聞かせてくれよ』(村上雅郁)で、栄東中(A日程1/11)と専修大松戸中(第2回)で、同じく最初に掲載されている短編「シロクマを描いて」が出題されました。何気ない言葉や行動を通して人物たちが抱える悩みや苦しみが表現された短編を多く含む作品で、2月の入試でも出題される可能性が高いと言えます。本作品は2023年11月19日配信メルマガ『2024年度入試で出題される確率が高い物語のベストテンを発表します!』で第2位に選出しています。メルマガでは「シロクマを描いて」とは異なる短編「タルトタタンの作り方」についてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
今回の第2弾で分析対象とした学校について、詳細を以下に記します。
東大Ⅱ(1月18日)
◇時事問題ではありませんが、あるアーティストの音楽ライブの全国ツアーの開催地を素材とした問題が出されました。
B日程(1月16日)
◇時事問題ではありませんが、日本の「モバイルコンテンツ関連市場(ゲーム・ソーシャルゲーム等、電子書籍、動画・エンターテイメント、音楽コンテンツ)」の売り上げの推移に関する問題が出されました。
◇時事問題ではありませんが、「エシカル消費」(よりよい社会へ向けた、人や社会、環境などに配慮した消費行動)にあたる行動を1つ答えさせる問題が出されました。
東大特待Ⅰ(1月12日)
◇2024年から100年ずつさかのぼった年に起きた出来事を素材とする周年問題が出され、婦人参政権獲得期成同盟会の結成(1924年)、朝鮮の使節が将軍徳川家光と面会(1624年)、北条泰時が執権に就任(1224年)、聖武天皇が即位(724年)など、13項目が出題対象となりました。
◇時事問題ではありませんが、「オーバーツーリズム」への対策として、観光客の増加による混雑を和らげる方法を記述させる問題が出されました。
【国語出典】
東大Ⅱ(1月18日)
説明文:鈴木正彦・末光隆志『「利他」の生物学』中央公論新社(2023/7/20発売)
物語文:如月かずさ「クリームシチュー」(『給食アンサンブル2』所収)光村図書出版 (2022/10/12発売)
※物語文は、2023年11月19日配信メルマガ『2024年度入試で出題される確率が高い物語のベストテンを発表します!』で第9位に選出した作品からの出題でした。
B日程(1月16日)
説明文:稲田豊史『ポテトチップスと日本人』朝日新聞出版(2023/4/13発売)
物語文:いとうみく『夜空にひらく』アリス館 (2023/8/4発売)
※物語文は、2023年11月19日配信メルマガ『2024年度入試で出題される確率が高い物語のベストテンを発表します!』で第8位に選出した作品からの出題で、予想問題が問1で的中しました!
東大特待Ⅰ(1月12日)
説明文:竹内早希子『巨大おけを絶やすな! 日本の食文化を未来へつなぐ』岩波書店(2023/1/20発売)
物語文:宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』新潮社 (2023/3/17発売)
第1回
◇2022年に発表された世界各国のSDGsの達成指数で日本が163か国の19位であった話題についての会話文をもとに、「日本の国会議員の女性の割合が低いと、SDGsの『貧困をなくそう』という目標の達成が遠ざかる可能性がある理由」について説明させる問題が出されました。
◇議論において「何を議題に取りあげるかということ自体が大きな意味を持つ」という内容に基づいて、「原子力発電所から出る放射性廃棄物の最終処分場」「沖縄の普天間飛行場の移転先」「選択的夫婦別姓の導入」「男性の育児休業取得」といった日本で取りあげられた議題に関する説明についての正誤問題が出されました。
◇時事問題ではありませんが、東日本における洪水・地震・津波の自然災害伝承碑の位置について、地図を見て答えさせる問題が出されました。
第1回
説明文①:江原 由美子・山田 昌弘『ジェンダーの社会学入門』岩波書店(2008/4/24発売)
説明文②:スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ(三浦みどり訳)『戦争は女の顔をしていない』岩波書店 (2016/2/17発売)
物語文:浅田次郎『流人道中記』中央公論新社 (2020/3/6発売)
前期
◇広島市教育委員会『ひろしまへいわノート~いのち・しぜん・きずな~』(旧版)で、漫画『はだしのゲン』が使用されている部分を素材として(漫画が問題に掲載されています)、以下の問題が出されました。
・G7サミット加盟国を、TPP、APEC、EUの枠組みに当てはめて答えさせる問題
・「子ども(児童)の権利条約」についての正誤問題
・「こども家庭庁」を答えさせる問題
・広島に原爆が投下された月日を答えさせる問題
・第二次世界大戦中の食料供給についての正誤問題
・現在の政党に関する問題
・自由権に関する問題
・家族について規定する日本の憲法、法律または司法の判断についての正誤問題
・平和主義についての日本国憲法の規定に関する問題
前期
随筆文:浅田次郎『東京の緑』(日本航空の機内誌に寄稿)
物語文:前川麻子『パレット』光文社 (2005/5/20発売)
一次
◇2023年の猛暑を素材とした大問で、以下のような問題が出されました。
・地球温暖化の進行を読み取るためのデータ取得方法に関する問題
・市街地で高い気温が観測されやすい理由についての正誤問題
・山形盆地についての正誤問題
・多治見市で美濃焼の生産がさかんなことから、伝統工芸品とその産地の組合せを選ばせる問題
・四万十川に架けられている橋の構造上の特徴について説明させる問題(橋の写真が提示されました)
・関東地方の地図に「36.0℃の等温線」を記入させる問題
・浜松市が県庁所在地ではないが政令指定都市であることから、表にあてはまる都市として堺市、北九州市、浜松市の組合せを選ばせる問題
・「熊谷や浜松が厳密には日本一暑い地点とは言えない理由」を説明させる問題
・統計開始以来、海に面しているが台風が上陸したことがない都道府県を選ばせる問題
・北海道帯広市の地図上の位置について答えさせる問題
・「フェーン現象」を答えさせる問題
◇「ライドシェア」を実施するために、どのような規制の緩和が必要かを説明させる問題が出されました。
◇2004年に営団地下鉄が民営化して東京メトロが発足したことから、民営化についての正誤問題が出されました。
◇時事問題ではありませんが、日本の刑事裁判を素材に、法廷の見取り図を選ばせる問題などが出されました。
一次
説明文:信原幸弘『「覚える」と「わかる」 知の仕組みとその可能性』筑摩書房(2022/12/8発売)
物語文:志賀直哉「或る朝」(『志賀直哉全集〈第1巻〉或る朝 網走まで』所収)岩波書店 (1998/12/7発売)
推薦入試
◇関東大震災の発生から2023年で100年となることから、「自然災害」、「千葉県」に関して、以下のような問題が出されました。
・野菜、果物の収穫量を表す円グラフから千葉県を選ばせる問題
・「自然災害伝承碑」の地図記号を答えさせる問題
・「カルデラ」を答えさせる問題
・雲仙普賢岳がある県名を選ばせる問題
・火山灰が積もってできた台地が稲作に向かない理由を説明させる問題
・阪神淡路大震災で最も建造物の倒壊被害が大きかった都市を選ばせる問題
・東北地方に属さない県を、都道府県の形から選ばせる問題
・2020年に九州地方を襲った豪雨で氾濫した川として「球磨川」を答えさせる問題
・土石流についての正誤問題
・「やませ」を答えさせる問題
・「ハザードマップ」を答えさせる問題
◇国連に関連して、国際原子力機関の略称「IAEA」を答えさせる問題が出されました。
◇「こども家庭庁」の設置に関する法案が国会で審議されたことを素材に、国会に関する基礎知識問題、法律が公布されるまでの流れについての穴埋め問題などが出されました。
第1回
◇福島第一原子力発電所の処理水海洋放出を素材として、以下のような問題が出されました。
・世界遺産に登録されていない地域を選ばせる問題
・近畿地方の都道府県で、海に接していない2つを答えさせる問題
・領土、領海、領空についての正誤問題
・新幹線が通っていない県を選ばせる問題
・旅客と貨物の国内輸送量に関する問題
・日本の漁業の漁獲量の推移に関する問題
・堤防を設置する目的に関する問題
・「エルニーニョ現象」を答えさせる問題
◇日本での男女平等を求める動きを素材として、以下のような問題が出されました。
・「ジェンダーギャップ指数」を答えさせる問題、
・「選択的夫婦別姓制度」についての正誤問題
・「市川房枝」を選ばせる問題
・「クオータ制」を選ばせる問題
・「男女雇用機会均等法」を答えさせる問題
推薦入試
説明文:菅野仁『友だち幻想 人と人の〈つながり〉を考える』筑摩書房(2008/3/6発売)
詩:室生犀星『動物詩集』より
第1回
説明文:辻信一『弱虫でいいんだよ』筑摩書房(2015/12/7発売)
詩:室生犀星『動物詩集』より ※推薦入試とは異なる詩です。
午後特別
※入試科目が算数・国語の2科目のため、社会はありません。
第1回
◇衆議院選挙でアダムズ方式が適用されることで見られる変化についての正誤問題が出されました。
◇時事問題ではありませんが、国民投票で過半数の賛成が必要と定められていることに関して、「過半数」の解釈によって結果が変わる点についての問題が出されました。
◇時事問題ではありませんが、岩手県での太陽光発電所、地熱発電所、風力発電所の分布に関する問題が出ました。
午後特別
以下の2つの文章からの出題でした。
説明文①:高階秀爾『名画を見る眼』岩波書店 (1969/10/20発売)
説明文②:徳井直生『創るためのAI』ビー・エヌ・エヌ (2021/1/20発売)
生成AIが生成した画像がアート作品と言えるかどうかについて、文章を踏まえて考えを記述させる問題が出されました。
第1回
説明文:信原幸弘『「覚える」と「わかる」 知の仕組みとその可能性』筑摩書房(2022/12/8発売)
物語文:近藤史恵『さいごの毛布』KADOKAWA (2014/3/26発売)
※説明文は渋谷教育学園幕張中(一次)と同じ出典でした(出題された場所は異なりました)。
第1回
◇「性別を理由とした格差」を素材として、以下の出題がありました。
・女子差別撤廃条約が採択された国際連合の機関として「総会」を選ばせる問題
・日本が1985年に女子差別撤廃条約を批准する以前から、日本国憲法24条で男性と女性のどのような本質的平等が記されていたかという内容で、「結婚相手を選ぶこと」を選ばせる問題
・国会での法律案の審議の流れに関する問題
・日本の裁判制度に関する空所補充問題
・男性の育児休業取得の難しさを説明するために必要なグラフを選ばせる問題
◇時事問題ではありませんが、自然の地形などを国境としていない海外の事例を選ばせる問題、世界の国々の中で内陸国ではない国を選ばせる問題といった、世界の地理についての問題が出されました。
説明文:藤田正勝『はじめての哲学』岩波書店 (2021/6/22発売)
物語文:藤岡陽子『おしょりん』ポプラ社 (2016/2/15発売)
第1回
◇G7広島サミットを素材として、以下の出題がありました。
・開催地「広島」を書かせる問題
・「サミット」を書かせる問題
・G7にあてはまらない国を選ばせる問題
・現在の国連事務総長の名前を選ばせる問題
・「世界保健機関」のアルファベット略称を選ばせる問題
・ウクライナの地図上の位置を選ばせる問題
・COPに関する正誤問題
・日本の内閣総理大臣の指名と任命についての空所補充問題
第2回
◇G7広島サミットに特別ゲストとして招待されたウクライナの大統領の名前として「ゼレンスキー」を書かせる問題が出されました。
◇消費税の税率に関する正誤問題が出されました。
第1回
説明文:小川仁志『不条理を乗り越える 希望の哲学』平凡社 (2022/4/19発売)
物語文:草野たき『マイブラザー』ポプラ社 (2021/11/10発売)
第2回
説明文:鎌田浩毅『揺れる大地を賢く生きる』KADOKAWA (2022/10/7発売)
物語文:村上雅郁「シロクマを描いて」(『きみの話を聞かせてくれよ』所収)フレーベル館 (2023/4/7発売)
※物語文は栄東中(A日程1/11)と同じ出典で、出題された箇所もほとんど同じでした。
※物語文は、2023年11月19日配信メルマガ『2024年度入試で出題される確率が高い物語のベストテンを発表します!』で第2位に選出した作品からの出題でした。
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